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貞子「ああ…暇だわ…夏なのに…どうして」 

貞子「ああ…暇だわ…夏なのに…どうして」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:14:32.24 ID:VAinY7JEO
「このままじゃ古井戸警備員じゃないの」

貞子は古井戸から這い出てみた
「暑い…UV対策しなきゃ…」

蝉が鳴いている


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:16:08.86 ID:VAinY7JEO
貞子はおもむろに携帯を取り出す

最新型DoCoMoの906シリーズだ

「もしもし…久しぶり…私よ…貞子よ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:19:25.92 ID:VAinY7JEO
伽椰子「…なによ…久々ね…なんか用?」

貞子「最近暇なのよ…なぜかしら…ちっともお呼びがかからないの」

伽椰子「どうしたのよ…元気ないわね」

貞子「毎日2ちゃんばかりして…私ヒキヲタみたい…」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:21:13.83 ID:VAinY7JEO
伽椰子は一瞬考え込んだがすぐにあっと声を上げた

伽椰子「あんた…DVDとブルーレイって知ってる?あとニコニコ動画とか」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:23:58.43 ID:VAinY7JEO
貞子「ニコニコ…動画…?なんかVIPで聞いたことがあるわ…でもブルーレイは知らない…」

伽椰子「時代遅れね…!今やビデオデッキは時代遅れなの!あんた…干されたのよ…」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:25:24.11 ID:VAinY7JEO
貞子「そんな…世の中時代が変わってたなんて」


貞子は悩んだ
成仏するべきか時代と戦うか…

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:27:49.13 ID:VAinY7JEO
貞子「なんとか…しなくちゃ…」


今時ビデオデッキを使ってるところと言えば…警察?

それだ!

貞子は最寄りのコンビニに走った

「あの…ゆうパック扱ってますか?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:32:25.92 ID:VAinY7JEO
貞子はふるえる手でペンをにぎり手紙を書く

「指名手配犯らしきものの映像を撮りました。至急ご確認ください


山村貞子」

「これで…よし」
宛先は警視庁だ
ビデオを同封すると速達で出した

足取りが軽かった

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:36:07.06 ID:VAinY7JEO
翌日―


女刑事「課長、なんだか怪しいビデオが」
課長「んー?なになに?指名手配犯?…山村貞子…どこかで聞いた名だな」
部下①「山村なんてありふれた名前でしょう。早速再生しましょう!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:45:50.69 ID:VAinY7JEO
新人らしき部下①はビデオを再生した
古井戸が写っている

女刑事「ねえ。河田君なんだったの?」
河田と呼ばれた部下は振り返り
「まだよくわかりません…画質も良くないし」と言い画面を食い入るように見つめた。

課長「あー?なんだよ…なんか写ってたか?」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:48:47.60 ID:06VhvnAp0
最近のホラー映画はつまらん

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:49:13.65 ID:VAinY7JEO
やがて画面がぶれ始めた

河田「あれ?…なんか井戸のところが動いたような…杉山さん、見えませんでした?」
杉山(女刑事)「…うーん…あ、なんか出てきた!」

課長は指名手配犯のリストを探している

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:53:07.67 ID:VAinY7JEO
河田「これって…女の人?着物着た…」

課長「ゆみちゃんなんか見えたの?」
杉山「課長、お言葉ですが職場ではゆみちゃんと呼ばないでください」

課長「まあ、そんな怒るなよ。で、何だって?」

課長はまだリストを探している…。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:55:29.28 ID:VAinY7JEO
ゆみ「なんか…気持ち悪い!なによこれ」
河田「しっお静かに…これは…今時白装束って…」

画面では貞子がふらふらしながらカメラに向かってきていた

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 03:58:20.95 ID:VAinY7JEO
ゆみ「趣味の悪いいたずらじゃないの?これ」

ずっと考え込んでた河田がとっさに叫んだ

「見ちゃだめだ!」河田は電源を落とし、ビデオを取り出した


「ああ…気付くのが遅かった」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:03:33.66 ID:VAinY7JEO
河田は顔面蒼白だった

ゆみは「どうした?あんなん趣味悪い悪戯じゃないの?」
と笑っている

課長がやってきた
「ふぅ…やっとリスト見つけたよ!でなんか写ってた?」

ゆみ「なんか女のひ…」河田「写ってません!」
ゆみ「えっ?」
河田「とにかく悪質なイタズラです…この件は僕に一任させてください!」

今までにない河田の表情だった

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:06:28.04 ID:VAinY7JEO
課長「それは…大した事件じゃないだろうしかまわんが…暇だしな」

ゆみ「河田くん…顔色悪いわよ」

河田「大丈夫です…早速調査してきます!」
河田はビデオを持ち、飛び出した

ゆみ「変なの…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:10:13.77 ID:VAinY7JEO
河田は走って古井戸という古井戸を廻った

聞いたことがある…オカルトマニアの悪友から…あのビデオの存在を…

山村貞子の名前を

死にたくない死にたくない死にたくない!

河田は必死だった
何より課長とその妻であるゆみの腹には、課長の子供がいる

世話になった課長のためにもなんとかしなければ!

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:20:55.08 ID:VAinY7JEO
河田はあの古井戸に見覚えがあった
昔悪友と肝試しした場所だ…
タクシーを拾って運転手にこう告げた

「青山まで…青山墓地まで急いでください!」


※青山墓地というのは適当です

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:23:08.64 ID:VAinY7JEO
青山に向かう車内は張り詰めた空気が流れていた

ドライバーも河田の様子から何かを感じたのか話しかけてこない
河田は頭が真っ白だった
何も考えられなかった

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:26:14.96 ID:VAinY7JEO
青山にタクシーがつき、河田は転げるように墓地の奥へ割り行っていった
怖さなどなかった

なんとかしなければ…それだけしかなくて、方法なんか考えていない


やがて空気が変わった

妙に重い空気で夏の昼間なのにやけに涼しい

あった!あれだ!

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:29:59.53 ID:VAinY7JEO
河田「おい貞子!山村貞子!」河田は狂ったように井戸の中に叫んだ

貞子は、苦しんでいた
「ちょっとぉ!呂布強過ぎよ!反則~」

どうしても三國無双の呂布が倒せない


貞子「だれかよんだ?宅急便さんかなぁ…」

なんだか上で貞子を呼ぶ気配がした

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:33:12.55 ID:VAinY7JEO
貞子は印鑑をもち上に上がろうとした


小石が飛んできた

貞子「いたっ!なによ!今行きます。行きますから」

いつからこんなにサービス悪くなったのかしら。きっと伽椰子からのお中元だわ…と考えやっとの思いで井戸から這い出た

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:37:36.51 ID:VAinY7JEO
貞子「お疲れ様です。はんこ…」

「お疲れ様じゃねええええ!」河田は鬼の形相だった

貞子「宅急便じゃないの?あなたは…」
河田「こんなもん送りやがって!」
貞子「あら…警察の方…」



やばいドリエル効いてきた

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:40:18.12 ID:WSjH9Fqq0
眠眠打破を飲むんだ
















トリップできるぞ

>>41
いやです


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:41:26.11 ID:VAinY7JEO
河田はいきなり土下座した


「頼む!俺はどうなってもいい!ただ…ゆみさんだけは…ゆみさんの赤ちゃんとゆみさんだけは…助けて欲しい!何でもする!」


貞子は面食らっていた

(この人他人のために…)

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 04:46:17.83 ID:VAinY7JEO



貞子「いいわ…そのかわり一週間私の言うこと聞いてくれる?」

貞子は目の前の青年に興味を抱いた

今まで幽霊である自分にまっすぐ向き合ってくれる相手なんかいなかった…皆が恐れ怯え逃げていった

河田「わかりました!だから…」
貞子「わかってる…明日の朝またここにきて」
河田「わかった…」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:04:06.76 ID:VAinY7JEO
貞子「私なんであんなこと言っちゃったんだろう…あの男に…。お仕事だから…割り切らなきゃいけないのに…」

貞子は自分の口からでた言葉に驚いていた。なんであんなこと言っちゃったんだろう…
今まで一度罠にかかった獲物を逃したことなど亡かった。
ろうそくの炎が揺れる。まるで貞子の心みたいに。
「お香でも焚きましょうか…アロマテラピー…」
貞子はとりあえず蚊取り線香に火をつけた。
「夏場は蚊が多いからね…。一石二鳥」

蚊取り線香の不思議な香りが貞子の心を落ち着かせる。いつのまにか眠りに誘われていく。

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:08:38.64 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さんって…思ったよりもかわいらしい人だな…」

河田は自宅に帰りボーっと天井を眺めていた。
不思議と恐怖心はなかった。

河田「せっかくだから、残りの一週間楽しもうかな…」
そう呟くと河田は眠りに落ちた。



その様子を伽椰子が屋根裏から見ていた…。
「貞子ってば…本当にバカなんだから」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:12:48.08 ID:VAinY7JEO
翌朝…

河田「貞子さん!貞子さん」
青山の古井戸で叫ぶ河田がいた。
貞子「おはよう」
背後から声がしたので河田は失禁しそうになった。
河田「うわああああ」
貞子「まあ…驚かしてごめんなさい…。そろそろかと思ってたから待ってたのよ…」
河田「そっ…それはどうも」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:17:16.32 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さん、今日はどうします?」

貞子「うーん…なんか久々に…外に行きたいかなって…」
河田「ディズニーシーなんかどうですか?」
貞子「でもこの格好じゃ…花やしきのお化け屋敷じゃないとなじめないわ…」
河田「そういうと思ってたから…はい!プレゼント!」
河田は紙袋を差し出した。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:21:34.05 ID:VAinY7JEO
貞子「えっ?私に…?どうして」
河田「貞子さんせっかく可愛いんだから、勿体ないなぁって思って…。
あけてみて」

河田は満面の笑みだ。貞子は戸惑っていた。

(可愛い…?私が?…私あなたを呪ってるのよ?)

貞子「…ありがと……」

貞子は袋を開けてみた

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:29:54.68 ID:VAinY7JEO
中にはボヘミアン調の流行りのワンピース、キャミソール、ジーンズやブラウス、靴下や、靴とバックから髪をまとめるシュシュまで入っていた…おまけに化粧品一式まで…
貞子「高かったんじゃないの?私こんなにもらっちゃって」
河田「いいのいいの!どーせ死ぬんだからさ貯金減っても。女の子のファッション疎いから店員さんのアドバイス通りだけど。それより着替えてきて!」

貞子「ありがと…待っててね」

貞子は井戸に消えていった

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:34:24.55 ID:VAinY7JEO
貞子はしめった着物を脱ぎ捨てた

生きてた頃は可愛い洋服を母の志津子が着せてくれたな…なんて思いながら…

ワンピースに着替えて重ね着をし、小物は清楚にまとめた
入念に化粧をし、帽子をかぶる

こんなにお洒落したのは何時以来だろう…

ちょっと楽しくなってきた

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:40:43.66 ID:VAinY7JEO
小一時間後…

貞子「おまたせ…」
井戸から貞子が登場した。

河田「あっ似合ってるよ!可愛い…仲間由紀恵みたいだ!」
貞子「…仲間…?ゆきえ?」
河田「女優さんだよ!貞子さんあまりテレビ見ないの?俺ファンなんだ!」

(可愛い…女優…私が?私幽霊なのよ?)

河田「あー!うれしいなぁ!俺彼女ずっといなかったから…貞子さんとディズニーシー行けるなんて夢みたいだぁ」

貞子「………(私もよ…デートなんてしたことあまりなかった)」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:47:27.73 ID:VAinY7JEO
河田は貞子を助手席に載せて、鼻歌交じりで千葉に向かった。

貞子「…(軽じゃなくて…良かった)…プリウス…環境に優しいのよね」

貞子は内心軽だったらどうしようと思ってた
たまに「…彼氏の車が軽だった…別れたい」というスレがVIPに立ってるから、軽=ダサいとインプットされていたのだ。

貞子「河田さんって…地球にも優しいのね…」
ぼそっと呟いた

河田「え…?なんかいった?」
貞子「ううん///何でもない!」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 08:59:38.43 ID:VAinY7JEO
ディズニーシーは平日だと言うのにそこそこ混んでいた

貞子「うわぁ!ドナルドダックだ」
貞子はテンションがあがった

河田「貞子さんはドナルドダックがすきなの?」
貞子「あ…う…うん///」
河田「そっかぁ…俺はグーフィーが好きだね(なんだ…普通の女の子じゃないか…)」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:04:04.05 ID:VAinY7JEO
貞子「うわぁ…!なんだか外国みたい!」

貞子ははしゃいでいた
貞子があの古井戸で暮らしていた中、世の中は変わっていたのだ

貞子は何のアトラクションにも入りたがり、何でも美味しく感じた
河田とも打ち解け、普通のカップルにしか見えなかった

貞子(楽しい!私こんな気持ち久しぶり!)

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:09:50.46 ID:VAinY7JEO
夕方、ディズニーシーを出た二人は、疲れ切ってはいたがずっと笑っていた

都内に戻り夜景の見渡せるレストランで夕食をとり、色んな話をした

河田には弟がいること。おじいちゃん子でおじいちゃんが警官だったから警官になったこと。
大学に出てからは彼女がいないこと。
犬や猫がだいすきなこと。

貞子は自分の中で何かが変わる気がした…。

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:14:29.17 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さんは、他にどこか行きたいところある?」
貞子「えっ?動物園かな…」
河田「明日はどうする?もし貞子さんさえよければ、上野動物園に行かない?」
貞子「えっ…連れて行ってくれるの?」
河田「うん、何でも言うこときくって言っただろ?遠慮なんかしなくていいから」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:19:28.07 ID:VAinY7JEO
貞子「うれしい!夜景もきれいだし…動物園…すごくうれしい」

河田「貞子さんが喜んでくれるなら、俺がんばるよ!(なんて笑顔が可愛らしいんだ…)」
貞子「ああ!やっとコアラやパンダ見られるのね!!」

河田「俺もパンダ好きだよ!リンリンは亡くなっちゃったけど、新しいパンダがいるはず」
貞子「そうね!夢みたい」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:23:18.95 ID:VAinY7JEO
その世自井戸に帰ってきた貞子は上野動物園でググってみた。

すると<かわいそうなゾウ>という言葉を見つけた。

「ゾウさん…どうしたのかしら」

貞子はそのサイトに釘付けになった…。
戦争中のゾウの悲劇が綴られていた。
貞子は泣いた…

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:28:40.34 ID:VAinY7JEO
貞子はいつの間にやら眠ってしまった

一方

「かわいかったな…貞子さん」
河田は呟いていた
「でも…お化けなんだよな…」

貞子だって普通の人間だったのだ
なのに、色々あって幽霊になったのは大体知っている

「俺…貞子さんにころされるのかな…。ま、貞子さんにならいいか」

河田も眠りに落ちた


それを伽椰子が見つめていた
(バカね…幽霊に惚れるなんて)

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:36:59.78 ID:VAinY7JEO
翌朝…

河田「貞子さん迎えにきたよ」
貞子「おはよう!昨日はありがとう」

今日の貞子のファッションは白いシャツにスキニージーンズの短めのパンツ
派手目なミュールで髪をシュシュでまとめている…髪はカールされてた

河田「貞子さん…今日もかわいいよ!髪…かわいいね」
貞子「エヘヘッ…初めてヘアアイロン使っちゃった…ヴィダルサスーンのやつ」
河田「貞子さん…何きてもきれいだねっ!スタイル良いから」
貞子「そんな///」
河田「じゃあいこっか!」
貞子「うん!」

106 名前:1[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:40:00.65 ID:VAinY7JEO
あのすみません
米炊けたのでちょっと卵かけご飯食べてきます

その間に皆さんにアンケートしたいのですが、切ない終わり方とばかばかしいくらいなハッピーエンドならどちらが良いですか?

一応マルチエンディングを用意してます。

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 09:42:38.92 ID:3qf/Glwi0
構わん、両方書け
まあ>>1の書きたいほうでいいと思うぞ?

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 09:49:13.44 ID:sG4J1FmO0
両方他のむ

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:51:41.18 ID:fY8t72J50
>>114

そうだな
俺からも両 方 頼 む

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:54:38.32 ID:VAinY7JEO
醤油を足にこぼしたので、ちょっとシャワー浴びてきます

今のところ両方ってご意見が多いですね

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 09:56:01.32 ID:iMkdIqsAO
たしかに。両方がいいな。

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:06:56.08 ID:VAinY7JEO
お待たせしました


河田「貞子さん、音楽とか聞くの?」
貞子「うん、最近は安室がすきなの」
河田「あ…俺と一緒だー!趣味あうね!」
貞子「うん…!」

他愛もない会話だが貞子は気づき始めていた…

(私…この人といたら楽しい…もしかして…)

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:08:41.85 ID:N67TseAI0
貞子って、生前美人って設定だったっけ?

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:17:09.88 ID:K4KqJaHK0
>>119
うろ覚えだが、リングのバースデイとかいう映画では
仲間由紀恵が生前の貞子役やってたから美人設定なんじゃね?

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 11:13:33.01 ID:N67TseAI0
>>125
それなら美人なのかもな
こういうのって究極のギャップ萌えだよな

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 11:22:55.34 ID:K4KqJaHK0
>>146
貞子たんというものがあってだな・・・

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:11:30.03 ID:VAinY7JEO
河田「着いたよ!…あれ?どうしたの?具合わるい?」
貞子「え?ああ…幽霊だから体調はいつも万全よ!」
河田「でも、なんか顔赤いよ…熱でもあるんじゃないか?」
河田は貞子の額に手を乗せた

「熱はないみたいだ」


貞子は河田が手をふれたとたん硬直した
男の人にこんな風に触られたことなかったせいか戸惑っていた

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:15:41.59 ID:VAinY7JEO
貞子「だっ大丈夫です///」
河田「ならいいんだけど無理しないでね……大人二枚ください」

貞子は悟った

(やっぱり…間違いない!これは恋………よりによって、呪う相手に…)

河田「貞子さん、行こうか」
貞子「あ…うん!」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:22:24.59 ID:VAinY7JEO
貞子はいつものようにはしゃぎ回った
パンダの目が意外と鋭いことに驚き、ゴリラに糞を投げられそうになったり、キリンの舌は紫なんだ!と騒ぎながら、貞子は楽しんでいた。

河田「貞子さん、動物好きなんだね!」
貞子「うん…爬虫類は苦手だけど」

貞子はまるで無垢な子供のようだった
きっとあまりこういった思い出がないんだなと思うと、河田は貞子がかわいそうになってきた

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:27:47.17 ID:VAinY7JEO
そして…象がいる檻まできた

貞子は象を見つめた

昨日のかわいそうなゾウの話が思い出される


(戦争はイヤだわ…罪のない動物まで……でも、でも、私がいままでやってきたことは…戦争起こす人と変わらない…なんでこうなっちゃったんだろう…)

貞子は泣いていた

「貞子さん?」

貞子「私…私…なんてことを…」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:31:32.63 ID:VAinY7JEO
急に泣き出した貞子を河田は人目を避けるようにベンチまで連れて行った
幸い周囲にあまり人はいない

河田「どうしたの?貞子さん…泣かないで」
貞子「だって…だって…私は罪のない人を…いくらお仕事だからって…。なんで…なんでこうなっちゃったんだろう…ひっく………ひっく」
河田「貞子さん…」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:34:04.66 ID:VAinY7JEO
貞子は泣き止まなかった。もうしゃっくりで声がでないみたいだ。

河田「出よう」

河田は貞子の肩を抱き出口に向かう

すれ違う人の視線など気にならなかった
とにかく貞子を落ち着かせなくては…

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:37:02.79 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さん、どうする?今日は帰る?」

貞子はうなずいた

帰りの車内でも泣き続ける貞子
結局なにも出来ない河田

二人の間に重苦しい空気が流れた

青山についた

貞子「ごめん…明日はこなくて良いから…」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:40:47.30 ID:VAinY7JEO
河田「どうして?」

貞子「私…あなたを呪うのやめる…もう、あっちの世界にいく…。殺しちゃった人たちに…謝りたい」

河田「待てよ!俺は貞子さんといられて楽しいよ!」

貞子「もういいの…明後日…最後に一度だけ会ってくれる?」
河田「貞子さん…」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:44:41.76 ID:VAinY7JEO
貞子「私…勝手だった…人の命を奪って…。世の中を恨んでも仕方ないのに」
河田「貞子さん…」
貞子「だから…ごめんなさい…今日はひとりになりたいの…頭の中がごちゃごちゃするの」

貞子は車を降り猛スピードで井戸に吸い込まれていった

河田「…そんな…貞子さん」

136 名前:1[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:46:55.46 ID:VAinY7JEO
すみません。度々申し訳ないんですが急用のため外出します。小一時間ほどで戻ります。

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:48:52.67 ID:Ac5kTEdK0
逝ってらっしゃーい

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 10:53:42.14 ID:K4KqJaHK0
待ってるぜ




171 名前:1[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:03:33.98 ID:VAinY7JEO
皆さん保守ありがとうございます。ニートの先輩として友人の退職相談に載ってました

怒涛の展開からクライマックスまで頑張ります

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:05:09.73 ID:9ZgmfIdG0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:08:15.94 ID:tqB58/FF0
http://suiseisekisuisui.blog107.fc2.com/blog-entry-402.html
創作の励みとなれば。。。

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:10:46.28 ID:VAinY7JEO
貞子「…しく…しく……えぐっ…えぐっ…」

貞子は河田と出会ってから人間らしい心を取り戻していた

(7日間が終わったら河田さんにお礼を言ってあの世に行こう…私…地獄行きだな…。当然か…。)

(河田さん…ありがとう…7日間、明日は会わないからあと三日か…。貞子に思い出作らせて…。ごめんね)

(幽霊が人間好きになるなんて…迷惑だろうな…)

嗚咽が井戸に響いていた

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:15:09.03 ID:VAinY7JEO
一方河田は…

(貞子さんどうしたんだろう…急に…あんなになるなんて…俺、貞子さんになら呪われてもいいのに…)

河田「…人間が幽霊好きになったらおかしいかな…」


―――河田家の屋根裏

伽椰子(おかしいよ…。普通ならこわがるでしょ。変な奴)

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:18:44.67 ID:VAinY7JEO
河田はそのまま寝入ってしまった。
職場には体調不良で一週間の有給休暇を貰ってあるから明日も暇だ。

河田は夢を見た

ディズニーシーに行ったときの貞子の笑顔、ドナルドダックと握手してもらい、夜景に見とれたり楽しそうな貞子の姿

夢の中の貞子は笑っていた

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:23:20.44 ID:VAinY7JEO
翌日―

貞子は身の回りの整理を始めていた…
河田への遺書を書こうとしたが言葉が浮かばない
(私は間違っていた…お仕事だからって割り切ればいいとばかり思ってた…)

(私だって死ぬときは怖かったのに…殺した人たちはどんだけ…)

目は泣きはらしたのか腫れていた

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:26:23.58 ID:VAinY7JEO
河田は昼近くになって目覚めた

河田「あっやべ!寝坊し………あ…そっか…今日は行かなくていいんだ」

ふとため息をつく

(貞子さん…大丈夫かなぁ)

外には激しい雨が降っていた
(今日はおとなしくしておくか)

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:31:48.49 ID:VAinY7JEO
河田はテレビを付けた
もうこんな時間か…

テレビでは、渡辺直美がビヨンセの真似をしてタモリが笑い転げていた

(そういえば、赤塚さん死んだんだよな…死ぬってどんな感じだろ)

新人刑事にはまだわからなかった
とりあえず父や母に、職場や友人に遺書を書いた
貞子は殺さないって言ってたけど、万が一のためだ…

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:36:15.71 ID:VAinY7JEO
いつの間にか寝ちゃったらしい…
河田はカップヌードルにお湯を入れた

何とかして貞子を助けたい…でもどうやって?
何が貞子を助けると言うことになるのか…?

堂々巡りしてカップヌードルを食べながらテレビを付けた

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:50:28.04 ID:VAinY7JEO
テレビではお笑い芸人が集まって貴族風の出で立ちをした芸人がワイン片手に皆を笑わせていた

(江頭はでないのかな)とカップヌードルをすすったとき、急に画面が切り替わった

中野美奈子「臨時ニュースです。番組の途中ですが臨時ニュースをお伝えします」

(臨時ニュース?)

中野美奈子「今朝から激しく関東地方に降り続く雨は、止む見通しがなく今後も降り続くでしょう。なお局地的に東京の青山、渋谷近辺では道路の冠水や床下浸水などの被害が広まっており、一部では土砂崩れなどの被害が…」

河田「こうしてはいられない…貞子さんが危ない!」

河田は飛び出した

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 13:58:44.94 ID:VAinY7JEO
河田は車を走らせた

「貞子さん…無事でいてくれ」

道が混んでいる…。もどかしかった

貞子を助けたい…。時間が刻一刻と流れていった。

一方貞子は…?

「あれ?なんだか水位が…ってえーっ?」
すっかり膝が水に浸っていた

「大変!」貞子は大切なものを井戸から運びだそうとした

特に河田に貰ったものや母との思いでのものを…

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:03:10.16 ID:VAinY7JEO
井戸と外を何往復もした
「ああ…つかれた…どうしよう…とにかく離れなきゃ」

貞子はへたり込んだ。

「おなかすいた…心細いよ…」

(やっぱり罰が当たったんだ!当たり前だよね……沢山の人を私は)

泣きながら荷物を担ぎ貞子は立ち上がった
しかし行く宛などない…

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:07:04.12 ID:VAinY7JEO
そのときだった

河田「貞子さーーん!」
貞子「………河田さん…どうして」
河田「よかった…無事で…とにかく今日はここから離れて…」
貞子「今日はこなくていいっていったのに」
河田「いいから!」

河田は貞子の荷物を引ったくると、貞子の手を引き車に乗せた

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:11:00.44 ID:VAinY7JEO
貞子「河田さん…ずぶ濡れ…」
河田「大丈夫だからっ!」
貞子「ごめんなさい…私なんかの心配させて」

河田「当たり前だろ!!貞子さんは大事な人だ!少なくとも僕にとっては」
貞子「河田さん……(私を…大事に思ってくれてるの…?)」

貞子の目からまた涙が流れてきた

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:16:49.89 ID:VAinY7JEO
河田「狭くて散らかってるけど…あがって…」

貞子は河田の部屋に着いた
貞子「お邪魔します…」

食べかけのカップヌードルは伸びきっていた

河田「貞子さん風邪引いたら困るから、シャワーあびといで」
貞子「河田さん…でも…河田さんのほうが」
河田「俺は大丈夫!これでも警官だし剣道四段だから体鍛えてるから」

貞子「ごめんね」

貞子は風呂場に消えていった

河田(幽霊でも風邪引くのかな…ま、いいか)

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:20:16.57 ID:VAinY7JEO
貞子は一糸まとわぬ姿になった
少し貧乳だが、白く引き締まった体だ

シャワーを浴びながら考えた。

(私にとって…河田さんは大事な人…河田さんのためにできることって何だろう)

貞子はぼんやり考えていた

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:23:01.55 ID:VAinY7JEO
シャワーを浴びた後髪をふきながら着替えてリビングに戻った

貞子「河田さん…?」

河田の姿がない…
貞子「とりあえずドライヤー借りよう…」

貞子は髪を乾かし始めた

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:28:32.95 ID:VAinY7JEO
河田「ただいまっ!貞子さんおなかすいたでしょ」

河田が帰ってきた

貞子「河田さん…わざわざ私のために…?」
河田「…いや、そうじゃないけど………あ…俺もシャワー浴びようかな」
そのとたん河田の体が揺れた

貞子「河田さん?」

河田は倒れ込んだ。

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:32:07.04 ID:VAinY7JEO
貞子は河田の額を触る
あのとき河田がしてくれたように…
貞子「大変!すごい熱」
貞子は慌てて河田をベッドに運んだ…重い…

救急車呼んだ方がいいのかしら…

そのとき天井裏から何かが降ってきた

貞子「きゃっ!!」

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:41:10.84 ID:VAinY7JEO
天井裏から現れたのは伽椰子だった

貞子「伽…伽椰子さん?」伽椰子「いいから、あんた頭のほうもって、私足のほう持つから」
貞子「はっ…はい」

二人でベッドに運んだ
河田はすっかり気を失っている

貞子「あの…どうしてここに?」
伽椰子「どうしてって、この男が後から越してきたのよ!私の方が先輩よ」

そう言いながら伽椰子はテキパキと体温計を出し、氷枕を作り出した

貞子「38,6℃です…」
伽椰子「多分ただの風邪よ。この男栄養偏ってるから…」
貞子「なんか…伽椰子さん…手際が良いですね」
伽椰子「ダテに子供産んだ訳じゃないわよ」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:45:49.47 ID:VAinY7JEO
伽椰子「じゃあ私帰るからね!」
貞子「ありがとうございます…。あと…今までありがとうございました」
伽椰子「………やっぱりね」
貞子「えっ?」

伽椰子「あんた…こいつに出会ってから変わったわね…そういうと思ってた」
貞子「伽椰子さん…」
伽椰子「あんたさ、こいつのこと呪えないんでしょ」
貞子「………(うなずく)」

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:49:18.40 ID:VAinY7JEO
貞子「私、今度の水曜日にあっちへ行きます…。」

伽椰子「止めないわよ…でも他に方法ないのかしらねっ」

貞子「伽椰子さん…」

伽椰子「とりあえずゆっくり考えなよ」

伽椰子は天井裏に消えていった

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:51:13.71 ID:Ny/8B+vDO
かやこいい人www

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 14:53:19.53 ID:i+1COWvb0
伽椰子には自分の過去と今の貞子がダブって見えるんだな・・・原作の伽椰子可哀想過ぎる

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:52:40.80 ID:VAinY7JEO
貞子は河田の寝顔を見つめた…
まだ幼さが残るけど、端正な顔つき…

河田だけは貞子に恐れを抱かず接してくれた
出会ってから楽しかった
だけど自分は幽霊だ…たくさんの人を殺めてきた…彼のそばにいる資格はない…

227 名前:1[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:55:19.07 ID:VAinY7JEO
ちょっと洗濯物干してきます

ちなみに河田=櫻井翔似として脳内処理してますが、河田の名前のところを皆様の名字に脳内変換しますと、貞子とバーチャル恋愛ができます。

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 14:58:44.64 ID:JiAw5PSn0
>>227
天才すぐる




238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:21:04.92 ID:VAinY7JEO
翌朝…

河田「うう………」
貞子「あ…気がついた?」
河田「貞子さん…ずっと僕の看病を…?」
貞子「…うん」
河田「寝てないんじゃ…」貞子「幽霊だから大丈夫よ!それより…ちゃんと水分とって、雑炊でも食べない?」
貞子は雑炊を作っていたのだ。

河田「貞子さん…これ、作ってくれたの?」
貞子「口に合うかわからないけど…」
河田「頂きます!」
貞子「ああっ」
河田「!!アツイッ!」
貞子「ふうふうしなきゃだめでしょ」
河田「…でも…うまい!」
貞子「本当?」
河田「うん!!今まで食べた中で一番うまいよ!」
貞子「そんな大げさよ。雑炊なんて誰でも作れるわ」
河田「そんなことないよ!だって貞子さんが作ってくれただけで百点あげちゃうもんね!」
貞子「そんな///」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:25:07.56 ID:VAinY7JEO
貞子は思ってた

(普通の女なら、こういうのが幸せなんだろうな…好きな人が喜んでくれて、一緒に楽しく笑ったり喧嘩したり…私には叶わない夢だって思ってたけど…)

河田「貞子さんも食べないの?」
貞子「うん、味見したらお腹いっぱいになったの」
河田「おかわりちょうだい」
貞子「うん」


(ありがとう…河田さん)

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:30:50.59 ID:VAinY7JEO
貞子「食べたらちゃんと薬飲んで寝てね」
河田「大丈夫だよ!貞子さんの雑炊食べたら、元気でたし」
貞子「ダメよ。まだ熱あるんでしょう?」
河田「熱なんて…ところで…昨日だれか来てた?そういえばどうやって僕を運んだの?」

貞子はお茶を吹きそうになった

貞子「や…やあね、変な夢見たんじゃない?それに幽霊だから力持ちなんだよ、私」
河田「そっか…そうだよね!熱ある時に変な夢見るって言うよね!」

貞子は胸をなで下ろした

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:34:21.18 ID:VAinY7JEO
貞子「じゃあ洗濯物干してくるねっ、寝ててね」
貞子はベランダに消えていった

河田(いいな…貞子さんみたいな嫁さん…俺は幽霊でも構わないよ…)

河田はいつの間にか眠っていた

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:39:40.40 ID:VAinY7JEO
夕方…河田が目覚めると貞子は笑点をみて笑っていた

河田「おはよ…」
貞子「あ…大丈夫?」
河田「うん…貞子さん笑点好きなの?」
貞子「うん!!特に木久扇師匠が大好き」
河田「えっ?木久蔵じゃなくて…?」
貞子「やあね、改名したのよ、だいぶ前に!知らなかったの?」
河田「知らなかった…詳しいね…貞子さん」
貞子「お母さんがね…落語が好きだったの…」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:43:17.77 ID:VAinY7JEO
貞子「お夕飯にしようか…」

貞子は洗濯や掃除、夕飯の支度を済ませていた

けんちん汁に魚の煮付けや卵焼きなど定番の和食が並ぶ

河田「貞子さん料理上手だね!どれもおいしいよ」
貞子「うれしい///ありがとう」

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:55:13.71 ID:VAinY7JEO
食後皿を洗って、シャワーを浴びた貞子はテレビを見ながらうたたねしていた。

(貞子さん…疲れてたんだな…)
河田は貞子をお姫様だっこしてベッドに寝かせた。
(軽かったな…そか…幽霊だもんな…)
なんだか無性に悲しくなった…。
貞子のことを愛してしまったことをはっきり自覚した。

風呂場に貞子のものらしきシャンプー類があったが「トラベル用ミニサイズ」だった

やっぱりこのままではいられない…貞子がそう思ってるのは分かってた
本気であの世に行くつもりなのだろう
だからせめて残りの日々を楽しく笑って過ごしたい…貞子なりの決断だったのだろう…

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 15:58:42.64 ID:VAinY7JEO
河田はシャワーを浴び歯を磨いた

二つ並んだ歯ブラシが一本になる日が来ると思うと、怖かった

(どうしたらいいんだよ)
部屋に戻り貞子の寝顔を見つめる。
(俺は…貞子さんを救えないのか?)

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:05:01.54 ID:VAinY7JEO
翌朝…

貞子「…ふあああ…よく……寝た……??!!」
河田に腕枕されてたことに気づき貞子は真っ赤になる
(うそっ…やだ…どおしよ…そんな)

だけどふと我に返るともう一度寝たふりをした

(今だけ…今だけで良いから…神様仏様…もうちょっとだけこうさせてください…。貞子はあの世に行ったらどんな罰でも受けます…)
幽霊が神仏に祈るなんておかしいけど、貞子の素直な気持ちだった

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:14:10.84 ID:VAinY7JEO
河田「んん…」
貞子「…!」
おもむろに起きあがる貞子

河田「貞子さん…おはよう」
貞子「お…おはようございます…!!」

河田はクスッと笑って貞子の髪を撫でた
(あ…)

遠い昔志津子がなでてくれたことを思い出した

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:19:56.66 ID:VAinY7JEO
河田「今日はどうしようか?」
貞子「うーん…あ…海がみたいな…」
河田「いいね!葉山くらいまで行く?」
貞子「うん!!行ってみたい」

(貞子さん…ちょっとでも思い出作ろうな)

河田は心の中で呟いた。
河田「よーし!今日は奮発して温泉に泊まろう」
貞子「でも…お金大丈夫?」
河田「うん‥貞子さんと色んなところ行きたいからさ‥」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:25:22.51 ID:VAinY7JEO
平日だから当日から二泊とるのは簡単だった
貞子はなんとなく河田の気持ちに気づいていた

(本当に優しいのね…なんで私なんかに良くしてくれるの)
(きっと私に気を使ってるのね…。私、産まれてきてよかった…。ありがとう…お母さん。)

今まで自分の人生に感謝したことなどなかった。人間全てが敵に思えてならなかった。

263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:28:08.34 ID:QHd0GsNw0
改めて考えると警察なんだからしっかり仕事しろwwwwww

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:28:54.76 ID:vRRa1foR0
調子に乗って今呪怨見てる


やっぱり怖いじゃねーかw

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:30:14.24 ID:VAinY7JEO
(せめて…笑顔でありがとうが言えるように頑張ろう!)

貞子は心に決めた。

葉山までの道は長かったけど、二人の会話は絶えなかった
出会ってから一週間も経ってないのに、不思議だった。
でもそれは幸せで暖かくてちょっとだけ寂しかった。

(期限付きの恋か…)貞子は瞳を潤ませた…河田に気づかれないように

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:34:52.82 ID:VAinY7JEO
貞子「ああ!海なんて久しぶり…」

色々寄り道したせいで着いたのは夕方だった
さすがに人がまばらだった

河田「貞子さん嬉しそう」
貞子「だって、うれしいよ…夕焼けもきれいだし…潮風がきもちいい(それに河田さんと一緒だし)」
河田「良かった!…」

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:40:19.50 ID:VAinY7JEO
貞子「この貝殻…きれいだね」
河田「ほんとだ…」
貞子「記念にもっていこうか」
河田「記念?」

貞子「私と…河田さんが出会えた記念…」
河田「貞子さん…」

貞子「そろそろ七時になるわ、チェックインしちゃおう」
河田「うん…」

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:45:59.65 ID:VAinY7JEO
宿について二人でご飯を食べたり、温泉に入ったり、貞子は本当に幸せだった…。
だけど時間は残酷で刻一刻と別れの時が迫ってくる…。

河田「貞子さん。やっぱり気持ちは変わらないの?」
貞子「…うん…」
河田「僕は貞子さんと一緒にいたいよ!」
貞子「河田さん」
河田「僕は…僕は貞子さんが好きだ!」

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:51:18.04 ID:VAinY7JEO
貞子「…ありがとう…。でも私幽霊よ…あなたにはふさわしくない…私は罪を重ねすぎたわ…」

河田「幽霊だってもとは人間だろ!僕は貞子さんが本当は優しい子だって知ってる!子供ができなくても結婚できなくても、ただ一緒にいたいんだ…」
貞子「河田さん…」

貞子の瞳から涙があふれた

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 16:56:04.99 ID:VAinY7JEO
貞子「私も河田さんが好きよ…でも…あなたは警察官でしょ?」
河田「貞子さん…」
貞子「警察官は悪い人を逮捕するんでしょ?人を殺したら…死刑だよね‥人間なら…」
河田「………」
貞子「私幽霊だから、閻魔大王様に自首しに行くの…。沢山の命を奪ってしまいました。どうか、私を裁いてくださいって…」
河田「貞子さん…」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 17:00:50.92 ID:VAinY7JEO
貞子「私、もういいの…。あなたに会えただけで幸せだった。沢山楽しさとか喜びを教えてもらった…だから…明後日の朝まで、よろしくお願いします」

貞子は涙をこらえ頭を下げた

河田「…貞子さん…決意は固いんだね…」
貞子「……(コクリ)」

河田「わかったよ…明日も楽しい思い出作ろう」
貞子「うん…ありがとう…わがまま言ってごめんなさい…」

277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 17:03:43.02 ID:VAinY7JEO
その夜河田は寝付けなかった

泣き疲れて寝てしまった貞子を見つめた

(貞子さん…いなくなっちゃうのかな)



(いなくなっちゃうんだよな…仕方ないか…)

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 17:40:28.47 ID:VAinY7JEO
翌朝…

河田「貞子さん…貞子さん…朝食の時間だよ!起きて」
貞子「んんっー、おはよう…」
河田「早く着替えておいでよ」
貞子「うん」

寝ぼけ眼のまま別室で着替える貞子

(あと…約24時間か…)(でも笑顔でバイバイするって決めたから!)

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 17:49:52.21 ID:VAinY7JEO
その日一日は驚くほど早く過ぎた。
鎌倉まで戻って江ノ電に乗ったり、シラス丼を食べたり、(お寺には行けないけど)ごくふつうのデート…でも…最後のデートだった…
そう思うと河田は言葉少なになる。
沢山話はあるのに…

ただ無理して明るくおどける貞子を見ていたら、泣いてはいけない気がした

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 17:56:31.15 ID:VAinY7JEO
気がつくと昨日と同じ海岸にきていた
人気はなかった
夏も終わりを告げたのだろうか

貞子はだまって夕焼けを見つめていた
もう覚悟は決まった……どこか穏やかな表情だった

貞子「河田さん…本当にありがとう…。私、あなたに出会えたこと、忘れない…。」
河田「貞子さん…そんなお別れするなんて早いよ!僕だって貞子さんが…」
言いかけて河田は言葉に詰まった

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:00:07.68 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さん…」
河田は強引に貞子を抱きしめた
突然の事に頭がパニックになる貞子…。
でも…(好きな人と抱き合えるって…こんな幸せなんだ)

ゆっくり河田の背中に白い手を回す

河田は泣いていた
胸に顔を埋めてるから見えないけど…
貞子もつられて泣きそうになる

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:06:32.46 ID:VAinY7JEO
貞子「泣いちゃだめ…男の子でしょう…」
貞子はハンカチで河田の涙を拭う

河田「貞子さん…僕も逝きたい!貞子さんと一緒に閻魔大王に頭下げるから…だから連れて行ってくれ」
貞子「河田さん…何言ってるの…。それだけはだめ!」
河田「やだ!貞子さんと一緒にいた………?!」
貞子がとっさに河田の唇を奪った…この先の言葉を聞きたくなかった…。聞いたら連れて行ってしまいたくなるから…。

しばらく二人は口づけを交わしていた
最初で最後のキスだった

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:14:34.95 ID:VAinY7JEO
貞子「…私のこと…供養してくれる人、他にいないし…私はいろんな人から大切な人を奪ったの…。だから明日でさよなら」

河田は呆然としていた

貞子「この貝殻…持ってて、たまには私を思い出してね…お爺ちゃんになってしわくちゃになっても…。」
河田「嫌だ!貞子さんがいなくなるなんて…僕はどう生きていけばいいかわからない!」

貞子「生きるのよ。私の分も楽しい思い出作って…かわいいお嫁さんもらって…幸せになるの…。」
河田「僕は貞子さん以外に考えられないんだ!」
貞子「ダメよ…あなたなら幸せになれるわ」
貞子はニコリと微笑んだ

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:18:40.01 ID:VAinY7JEO
貞子「(生まれかわったら……もし生まれ変われたら…あなたと結婚したいよ…。)」

貞子は河田に聞こえないように呟いた…。

貞子「私…あなたに出会ってから一生分の幸せを貰った気がする…ありがとう」

河田「………。」

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:22:56.78 ID:VAinY7JEO
貞子は河田に微笑みかけた

「そろそろ宿戻ろうか?おなかすいちゃった」

貞子は河田の手を引いた。河田はぎゅっと握り返す。
(なんで貞子は幽霊なんだ…。幽霊だって貞子は貞子だよ…)

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:26:41.09 ID:VAinY7JEO
貞子「あー美味しかった!ごちそうさま」
貞子は吹っ切れたように明るかった

夕食の時も…。

河田(そうだ!貞子さんに出来ること…まだあるよ)

貞子「温泉入ってくるかな…河田さんは?」
河田「うん…後から行くよ」
貞子「そっか…先行ってるね」

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:33:25.68 ID:VAinY7JEO
河田「何で気づかなかったんだ…こんなこと!」

河田はフロントに走った
「すみません!お願いがあります」

フロント係「どうなさいましたか?お客様」
河田「あの…無理を承知でお願いします!明日の朝一番で……ウエディングドレスお借りできないでしょうか?」
フロント「えっ?お客様?」
河田「お願いします!彼女と明日から離れ離れなんです。ウエディングドレス着せてあげたいんです!写真撮って二人で思い出作りたいんです」
フロント「少々お待ちくださいませ…。宴会係に確認いたしますので」

河田の並々ならぬ熱意にほだされたのか、フロント係が宴会担当に連絡してくれた

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:37:28.32 ID:VAinY7JEO
貞子は露天風呂で星を眺めていた…
生きてるときから不幸だとおもってた
だけど最後に大きな宝物を貰った

「…ありがとう…。お母さん…産んでくれてありがとう」
貞子は星に話しかけた

一瞬星が輝きを増したように思えた

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:41:00.86 ID:VAinY7JEO
貞子は部屋に戻ると河田の姿はなかった

貞子「まだお風呂いってるのかな…」
すでに布団が敷かれていた

(最後にわがまま言って良いかな…今日は腕枕してって…やっぱり恥ずかしいや…でも最後だし)

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:45:28.99 ID:VAinY7JEO
河田が戻ってきた
心なしか表情が明るいように見えた

(ああ…分かってくれたんだ)貞子はそう思ってた

河田に後を追われるのは耐えられない
愛しい人ができたから、貞子はやっと命の大切さを知った
自分がどれだけひどいことをしたかも思い知らされた

ただ遅すぎたのだ…
何もかもが

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:51:36.94 ID:VAinY7JEO
河田が口を開いた
河田「貞子さん、明日五時起きだけど大丈夫?」
貞子「えっ?どうしたの?」
河田「タイムリミット…昼くらいだろ…。貞子さんにしてあげたいことがあるんだ」
貞子「えっ…?まだこれ以上に?」

河田「いいからいいから!」
河田は強引に話を逸らした
貞子は不思議に思ったけどきっと河田は河田なりにけじめを付けたいのかも知れない…と自分を納得させた。

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:56:08.77 ID:VAinY7JEO
二人で出会った頃からの一週間の話をした
笑ったりたまに言い争いしたりしたけど、

貞子「最後だからわがまま言っていいですか?」
河田「どうぞどうぞ」
貞子「腕枕して…欲しいの」
河田は貞子を抱きしめた。

本当は最後にしたくない…
貞子「…私…すごく幸せよ…」

347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:02:13.23 ID:VAinY7JEO
いつの間にか抱き合ったまま眠っていた

五時にモーニングコールがなった

河田「貞子さん、起きて」
河田が貞子を起こす

寝ぼけたまま貞子は
(ああ…今日で最後かぁ)と呟いた

実感があまりわかなかった
そのまま歯を磨いて顔を洗う
化粧しようとしたら、なぜか河田に止められた
とりあえず前日葉山のパン屋で買ったパンで簡単な朝食を取った

河田「行こうか!」
貞子「え…うん」

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:07:37.77 ID:VAinY7JEO
戸惑う貞子の手を引き部屋を出てエレベーターで三階に降りた

貞子「ここは…?」

結婚式場のようだった

係員「どうぞこちらへ」二人別々の部屋に通された
貞子はまだ状況がわからなかった
しかし、綺麗な部屋に通されると待ち受けていた美容師の手に掛かり、貞子は訳が分からぬままメイクアップされていく

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:12:20.56 ID:VAinY7JEO
真っ白なウエディングドレスが運ばれてきた

貞子「…!!」
これが河田の<最後にしてあげたいこと…?>

貞子の目に涙が浮かんだ。
美容師「あらら…花嫁さんのメイクが崩れちゃいますよ」

年配の方の美容師が笑って言った

([花嫁]…私が…?河田さんったら…)

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:15:29.74 ID:VAinY7JEO
年配美容師「うわあ!綺麗だわ!仲間由紀恵みたい」
若い美容師「ホント!女優さんみたいですね…早く旦那さんに見せてあげましょう」

貞子([旦那さん]…)

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:24:30.47 ID:VAinY7JEO
小さなチャペルにタキシード姿の河田が待っていた
なぜか伽椰子がいる

貞子「伽椰子さん!なぜ?」
河田「あれ?知り合い?僕の部屋の上の階にすんでるおばさんなんだけど、上京してから世話になりっぱなしで…まあ、母ちゃん代わりみたいなものだから、立会人お願いしたんだ」

貞子「そっか…あはは…偶然ってあるのね…(上…上ね…まあ…確かにね…でも上の階じゃないのよね)」
伽椰子「びっくりしたわよ!昨日の夜急に葉山まで来てくれっていうんだもの…でも、貞子…すごくきれいよ。おめでとう」
貞子「あ…ありがとう…私びっくりして何がなんだか…(河田さん伽椰子さんの正体知らないのかしら)」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:32:14.17 ID:VAinY7JEO
指輪も牧師もいない結婚式だった

河田「一生貞子さんのこと忘れないよ…生まれ変わったら…結婚しよう」
貞子「河田さん…」
伽椰子が感極まり鼻をすすっている
貞子「私も…あなたと来世で結婚します…だから…今度は早く見つけてくれるって誓いますか?」
河田「誓います!」
二人はそっと口づけをした…
伽椰子「うううっ…」(※感動のあまり嗚咽している)

二人はだきしめあった
伽椰子の拍手の音だけがチャペルに響いていた…

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:50:16.80 ID:AEIGJPgf0
>>363
伽椰子めっちゃいいやつwww

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:41:46.06 ID:QNiKi3Sc0
そろそろ今生の別れの時か・・・

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:38:33.21 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さん、写真撮ろう」
貞子「でも私、幽霊だし」河田「…!!(小声で)伽椰子さんに聞かれたらどうすんだ」
伽椰子「知ってるわよ…だって、私も幽霊だもん」
河田「…!!!!知らなかった…」
伽椰子「馬鹿だねほんとにあんたは…とにかく、貞子はビデオに映るんだから写真にも映るわよ!」
伽椰子がカメラを構えた
伽椰子「ほら笑って笑って!…撮るよ」
カシャッ

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:48:11.51 ID:VAinY7JEO
………数週間後

河田は葉山の海岸にきていた
課長とユミ夫妻は無事だった
ただ、やつれた河田を心配して夫婦そろって面倒を見てくれてる


貞子と初めて気持ちを確かめ合った場所
写真の中の貞子を見つめる

あの後東京に戻ると貞子は笑って消えてしまった
「ありがとう…」と言いながら…

未だに信じられない
やはり逝かせるべきじゃなかった
忘れられなくて、貞子に会いたくて悲しくなる

でも、あれで良かったんだ…貞子が最後に笑ってたから…

手のひらにはあの日の思い出の貝殻がある
河田が呟いた

(貞子さん…ありがとう…愛してるよ)

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:52:19.43 ID:VAinY7JEO
もうこの世に貞子はいない…分かってるけどテレビで仲間由紀恵を見る度に貞子を思い出す
街中で長い黒髪の女性を見る度に貞子じゃないかと釘付けになる…
でもちがう…彼女はもういないんだ…

貞子もああいうふうに笑ったり泣いたりしてたな…
閻魔大王に虐められたりしてないだろうか…

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:54:15.76 ID:CZVAoVUt0
ハッピーエンド期待

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 19:57:19.45 ID:FynIc7UoO
このスレ終わったら俺も成仏するわww

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:58:08.33 ID:VAinY7JEO
河田「貞子さん…逢いたいよ…」

河田は思わず口にしていた…
その時小さなボールが河田の前に転がってきた
河田「なんだ?あれ?」

河田は写真と貝殻を置いてボールを追った
それはボールじゃなく赤い模様の鞠だった

「今時鞠なんて…どこの子供だろう」でも周りに人はいない

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 19:59:56.55 ID:VAinY7JEO
その時背後から声が聞こえた…

「あのぅすみません…それ私のです」

聞き覚えのある声だった
河田はゆっくり振り返った






河田「貞子さん…!」

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:08:34.45 ID:VAinY7JEO
ウエディングドレスの貞子が立っていた

貞子「仏様に言われたの…修行がたりないから成仏できないって…」
河田「(これは…夢?)」

貞子「だから下界で罪滅ぼしで修行しなさいって…。人間の体を与えるから…今度は人を呪わずに祝えって…。人間のために尽くしなさいって
私…看護師を目指すわ」
河田「貞子さん…」
貞子「だから…よろしくお願いします…旦那様」
河田と貞子は海岸で抱き合った。あの日と同じように口づけを交わしながら…。


結婚式の写真には貞子の姿が消えていた…。




―――end―――

393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:10:28.36 ID:tgGiXAe/0
>>1乙でした!

396 名前:1[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:11:54.74 ID:VAinY7JEO
つたない文ですが、ありがとうございました

このスレ終わったら成仏すると言う方がいらっしゃったので、あの世に行かないように成仏させませんでした。
初めて書いたのですが、携帯厨の限界に挑戦したつもりです。

最後に特典があります。

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 20:14:33.43 ID:ASOmYdR7O
変に凝るよりこういう終わり方がいいよ

イイハナシダナー

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:15:22.67 ID:Ed0WHWC/0
>>1乙!
面白かった!

408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:15:59.98 ID:K4KqJaHK0
>>396
特典だと?
wktk

ハッピーエンドは>>379のおかげなのかw


379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 19:57:19.45 ID:FynIc7UoO
このスレ終わったら俺も成仏するわww



415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:23:04.81 ID:SX/UIGuJ0
>>1お疲れ様
初めて良いスレに出会えた!

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:35:28.12 ID:VAinY7JEO
>>415
こんなんでいいのなら、PC買った暁にはしょっちゅう書きますよ

てか、こんなんで良スレヴァージン奪ってごめんなさい

436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:43:07.84 ID:SX/UIGuJ0
>>428
こんなんなんてとんでもない
とても素敵な物語でした。

416 名前:キャスト・スタッフ[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:24:49.26 ID:VAinY7JEO
原作 >>1
音楽 >>1
監督 >>1

キャスト
山村貞子・仲間由紀恵(本人)…仲間由紀恵(二役)
河田聡…櫻井翔
課長…ユースケサンタマリア
ユミ…香里奈
フロント係…松本莉緒
宴会係…温水洋一

伽椰子…本人(友情出演)
年配の美容師…松坂慶子(特別出演)
若手美容師…福田沙紀(特別出演)


劇団ひまわり

special thanks…葉山町・鎌倉市の皆様


主題歌・壊れかけのRadio/徳永英明

422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:29:08.68 ID:I9vk/z68O
>>416
伽椰子―藤貴子

これは外せない

423 名前:特典[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:30:50.08 ID:VAinY7JEO
①何度も言いますが、脳内で河田の名前を自分と置き換えますと、貞子さんとバーチャル恋愛が出来ます

②今なら抽選で一名様の屋根裏に伽椰子さんが引っ越してきます

③このスレを読んだ方全てが年内に脱童貞します(非童貞の方は知りません)

④包茎の方は一週間以内に剥けます(包茎じゃない方は知りません)

427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:33:22.52 ID:kY8peW7a0
>>423
よっしゃああああああああああああありがとううううううう


426 名前:1[] 投稿日:2008/08/25(月) 20:33:09.91 ID:VAinY7JEO
それではみなさま
ちょっと夕飯食べてきます
ありがとうございました!

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/25(月) 18:53:23.24 ID:yhQG4ZIF0
このスレで油断して本編見るとえらいことになるからなお前ら


伽椰子と会いたい方はこちらから
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7643. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:08
伽椰子が良い人すぎるwww
7644. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:09
王道だな。だがそれがいい
7645. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:11
駄目だとわかってるのにリングが見たくなるwww
7646. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:12
この手があったか
7647. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:24
リア充はs…  いや、許そう
7648. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:24
良スレ
7649. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:25
管理人乙
おもしろかった
7650. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:26
貞子を可愛いと思う日がくるとは・・
7652. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:30
なんかわらたwww
7654. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:47
貞子の呪い、あれ仕事だったんだ……
7655. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:52
仲間由紀恵www確かに中の人だったけどさww
7657. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:57
次回は「女優霊」で頼む。間違って本編見たくなるようなのをw
7658. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:58
萌えたww
だが貞子は高山竜司の嫁
7659. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月25日 23:59
あれ?バッドエンドの方は?
7660. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 00:04
貞子がこんなに可愛いく見えるなんて新鮮な気持ち。
旅館関係者の裏側を想像したら胸が熱くなったよ。
バッドエンドを予想してたけど、王道な終わり方もよかった。
7661. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 00:10
スレタイからしていい感じだわw
7662. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 00:12
貞子たんのエロ画像キボンヌスレ住人はもういないのか……
7663. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 00:13
良スレw
7666. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 00:53
貞子の基となった人物って結構なおばさゲフンゲフン
7668. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 01:25
貞子ってふたなりじゃなかったっけ
7669. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 01:41
>>1gj!管理人gj!
久々に王道っていいもんだなって思ったぜ…
7670. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 02:21
>>7668
原作だと生前は美少女で中途半端なフタナリ

一回死んで復活してからは完全なフタナリになって増殖
自分同士で自分を産むという無茶をやる
7674. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 08:26
原作だとリングの世界は実は地球シュミレーターの中の話で貞子の呪いはコンピューターウィルス。
7687. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 14:45
ループだっけ?
7689. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 15:44
>>273
javascript:document.body.innerHTML=document.body.innerHTML.replace(/河田/g,'自分の名前');focus();

をアドレスバーに貼り付ければおけ。
7697. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月26日 23:52
まさか処女作がまとめサイトに載せていただけるとは夢のようですwww
皆様ありがとうございました。いつか、皆様に喜んで頂ける作品を書けるよう腕を磨いて参ります…ただ携帯厨にVIPでは辛いのでパー速辺りでやろうと思います。
次回は題材は未定ですが、出来れば「原作では可哀想な主人公が幸せになるような物語」にしようと思いますwww

管理人様、遅くまで保守してくださった方々、読んでくださった皆様に感謝いたします。
7753. Posted by 暇な名無しさん  2008年08月27日 13:28
米7697
乙!!次回作楽しみにしてまする!!
9236. Posted by 暇な名無しさん  2008年09月05日 21:12
めちゃくちゃよかったゆ!作者たんファイト!
12553. Posted by 暇な名無しさん  2008年09月21日 22:49
これ見て号泣してたら婆ちゃんに秋田弁で
「そっだらすぐ泣ぐな。男のくせにみぐしぇえ。よわっけえな」(訳:そんなにすぐ泣くな。男のくせにみっともない。弱虫だな)って言われた

謝罪と賠償をry
54248. Posted by 暇な名無しさん  2009年04月28日 23:12
キャストはほぼ完璧だけど、主題歌かが気になるな

もっとなんかあるだろう

自分的には「もっと強く抱きしめたなら」とか「離したくはない」とか「世界中の誰よりきっと」のどれかを選ぶな
単純に内容にあってそうなのは「世界中の誰よりきっと」かな
75000. Posted by 暇な名無しさん  2009年07月10日 08:02
リアルにストーリーが全然わからなかった、
78781. Posted by 暇な名無しさん  2009年09月18日 21:47
暇だわw
79086. Posted by 暇な名無しさん  2009年10月05日 14:29
Googleで「暇だ」って検索したらここに辿り着いたんだがw
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