( ^ω^)ブーンが告白するようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 19:53:48.64 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
放課後の校舎裏
そこにいるのは、ボクとツン
夕日を背にして立つ彼女の表情は分からない
ξ ゚⊿゚)ξ「こんなところに呼び出して何の用?」
( ^ω^)「…」
彼女をここに呼び出した理由
それは
ξ ゚⊿゚)ξ「…?」
( ^ω^)「…」
(;^ω^)「あ、ぇ…」
ξ ゚⊿゚)ξ「何? 用がないなら帰るわよ?」
(;^ω^)「――!」
■一年はなぜ年々速くなるのか
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:12:39.37 ID:+iu/9l80O
- そこはかとなく香る良短編のかほり
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 19:55:10.60 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)「す…」
ξ ゚⊿゚)ξ「す?」
(;^ω^)「す、好きです!! ボボボクと付き合ってください!! …だぉ」
告白だ
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚ー゚)ξ「いいわよ」
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 19:56:39.44 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)「…」
(;^ω^)「はぁ…」
(;^ω^)「緊張しすぎて死ぬかと思ったお」
ξ ゚⊿゚)ξ「バーカ。 このくらいで死ぬわけないでしょ」
(;^ω^)「そうだけど…」
パチパチパチ
('A`)「おー、上出来上出来」
(´・ω・`)「まぁ、雰囲気は出てたよね」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 19:59:41.18 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)「そ、そうかお!?」
('A`)「ま、確かに緊張しすぎだけどな」
(´・ω・`)「ドクオはいつも上から目線だよね、童貞のくせに」
(#'A`)「お前に言われたくはねーよ!」
ξ ゚⊿゚)ξ「まぁ、最初よりは大分マシになったんじゃないの?」
(;^ω^)「最初はひどいもんだったお」
放課後の校舎裏
そこにいるのは、ボクとツンと、ドクオにショボン
仲良し4人組
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:01:05.56 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「ツンのおかげで大分上達したお!」
ξ -⊿-)ξ「ま、当然ね」
ξ ゚⊿゚)ξ「あとで、パフェな」
(;^ω^)「またかお!?」
ボクが彼女を呼び出した理由は
告白…――の練習だ
ξ ゚⊿゚)ξ「当たり前でしょ」
ξ ^ー^)ξ「誰のおかげで練習できてると思ってるのかな?」
(;^ω^)「ツ、ツンさんのおかげです」
ξ -⊿-)ξ「分かりゃよろしい」
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:03:04.94 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「ほりゃ、いくわよー」
(;^ω^)「わ、分かったお」
(#'A`)「ショボン、つーかお前は――…!」
(´・ω・`)「あ、待って、ボクも行くー」
(#'A`)「シカトすんなぁ!!」
県立VIP高校1年
内藤ホライゾン
好きな食べ物は、たまごかけご飯
好きな漫画は、動物のお医者さん
好きな人は、
――まぁ、すぐに分かると思う
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:04:25.89 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)ブーンが告白するようです
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:06:08.04 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ -゚)
('A`)「素直クール」
('A`)「容姿端麗、才色兼備、文武両道、東方不敗」
('A`)「冷ややかな視線に射殺された男子は数知れず」
('A`)「VIP高校の暗殺者、スナイパーオブVIPとも呼ばれる、最大最強の相手だ」
('A`)「そんな奴に勝負を挑もうかというのかね、ん? 内藤くん」
(;^ω^)「自信なくなってきたお」
(´・ω・`)「ドクオ、変なプレッシャー与えちゃダメじゃないか」 ヒョイパクッ
(;'A`)「あ、おま! それオレの苺だぞ!?」
(´・ω・`)「ペナルティ」
(#'A`)「ざけんな!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「パフェうまー」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:07:42.28 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)ジュルルルルル
つ白
ここは近くのファミレス
学校の帰りにここで駄弁るのが、ボク達の日課だ
もっとも、最近は作戦会議中心だけど
(´・ω・`)「しょうがないなぁ、じゃあボクの白玉あんみつの小豆をあげるよ」
(#'A`)「いらねぇよ!! しかも、小豆って粒かよ! 等価交換しろよ!!」
(´・ω・`)「じゃあ、白玉いる? 口の中だけど」
(#'A`)「死ね、氏ねじゃなくて死ね」
( ^ω^)「はぁ…」
ξ ゚⊿゚)ξ「なによ、ため息なんかついて…、不景気だから息吸うの止めてくれる?」
(;^ω^)「なんでため息ついただけで、そこまで言われなきゃいけないんだお!?」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:09:48.03 ID:xKuJH0DO0
-
(´・ω・`)「ツンは相変わらずだよね」
('A`)「…普通に流しやがった」
('A`)「まぁ、こいつはツンデレつーか、アバズレだな」
( 'A∋― = ドスッ
('A゚)「ぐぎゃああああああああ!!?」
(´・ω・`)「オゥ、ドメスティック」
ξ ゚⊿゚)ξ「ブーン、フォークちょうだい。私のどこかいっちゃったみたい」
(;^ω^)「おぉ…」
いや、作戦会議って言わないな、これ
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:11:40.48 ID:xKuJH0DO0
-
(´・ω・`)「で」
(´・ω・`)「内藤的には、今後どうするつもり?」
(;^ω^)「お?」
(´・ω・`)「素直さんに告白するんでしょ?」
(´・ω・`)「最近は練習の成果も出てきたし、そろそろって感じ?」
(;^ω^)「う、…う~ん」
(;^ω^)「ま、まだ自信ない、かな」
(´・ω・`)「…そう」
(´・ω・`)「まぁ、自分のことだからね、ゆっくりやるといいさ」
( ^ω^)、「…う、うん」
ξ -~-)ξ「…」モグモグモグ
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:13:42.57 ID:xKuJH0DO0
-
('A゚)「ふっ…」
('A゚)「内藤…、気をつけろよ……」
('A゚)「聞いた話だと……、奴の周りには…親衛隊がいるらしい……」
( A )「ぐふっ」
ガシャン
(´・ω・`)「あ、死んだ」
ξ ゚⊿゚)ξ「すいませーん、空いた皿とそこのでかい生ゴミ片付けてもらっていいですかー?」
( ^ω^)「…」
正直な話、先のことなんてあまり考えてなかった
元々、ボクに好きな人がいると知った悪友2人 ('A`)ノシ (´・ω・`)ノシ が
無理やりに告白の練習をさせているに過ぎず
素直さんが好きなのは確かなんだけど
告白するヴィジョンなんていうのは、全然頭の中に出てこなかった
( ^ω^)ズー…
つ白
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:15:09.09 ID:xKuJH0DO0
-
結局、何の進展もないままファミレスを出た
まぁ、いつものことなんだけど
ξ ゚⊿゚)ξ「ねぇ、ブーン」
ξ ゚⊿゚)ξ「あんた、素直さんのどこが好きなの?」
(;^ω^)「ぶっ!?」
家への帰り道
ツンとボクは家が近いせいもあって、途中まで一緒だ
その途中、彼女がとんでもないことを言い出した
ξ ゚⊿゚)ξ「別に驚くことはないでしょ」
( ^ω^)「い、いや、だって」
ξ ゚⊿゚)ξ「生物学的好奇心ってやつよ、内藤ホライゾンってアホな生き物の生態を知りたいだけ」
(;^ω^)「酷い言われようだお…」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:16:51.95 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「何よ、あんたの告白練習に付き合ってるはどこの誰かしら?」
(;^ω^)「毎回、パフェを要求してるくせに…」
ξ ゚⊿゚)ξ「あ?」
( ^ω^)「なんでもないですすいません」
( ^ω^)、「…」
( ^ω^)「軽く話すだけだお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「いいわよ、重い話なんて聞きたくないし」
てなわけで、モノノローグに入る
ボクが彼女に、素直クールさんに会ったのはちょうど1ヶ月前のことだ…――
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:19:01.32 ID:xKuJH0DO0
-
「やめて!」
「やめてください!!」
「へっ、いいじゃねーかよ、減るもんでもあるまいし」
「いや!! らめぇ!!!」
川 ゚ -゚)「待てぃ!!!」
( ^Д^) 「あ?」
(メメ;ω;)「め、女神さまかお…?」
ξ ゚⊿゚)ξ「おい、カメラ止めろ」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:22:04.05 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「?」
( ^ω^)「どうしたんだお? これから、素直さんの七転八倒の活躍が…」
ξ ゚⊿゚)ξ「七転八倒の使い方違うから、てか、何これ、あんた助けられた側なの?」
(* ^ω^)「そうだお!! あのときの素直さんのカッコ良さといったらなかったお」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
>>「やめて!」
>>「やめてください!!」
>>「へっ、いいじゃねーかよ、減るもんでもあるまいし」
>>「いや!! らめぇ!!!」
ξ ゚⊿゚)∩「ここは何?」
( ^ω^)「不良がボクを財布をとろうとしたから、必死で抵抗したんだお」
( ^ω^)「どう考えても減るもんだお」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ;-⊿-)ξ「はぁぁぁぁぁぁ~…」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:24:05.11 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「なんだお? そんな深いため息ついて」
ξ ゚⊿゚)ξ「別に」
(;^ω^)「何か、変なところでもあったお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「いーえ、相変わらずのバカさ加減にむしろ安心したところよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「ま、頑張りなさいな」
ξ ゚⊿゚)ξ「希望なんて、これっっっっっっっぽっちもないだろうけど、私は応援してるわよ」
( ^ω^)「…本当に応援する気あるのかお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「パフェさえもらえればね」
( ^ω^)「すごく現物支給です…」
そんなわけで、ツンと別れて家に帰る
ボクが素直さんと出会ったあの日
不良を千切っては投げ、引き裂いては引ん剥く、そんな彼女は美しかった
まさに一目惚れというやつだ
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:25:38.08 ID:xKuJH0DO0
-
友人に相談して、クラスを調べてもらい、色々と手ほどきを受け……
今に至る
正直、どうしたものk――
=*(ノ‘‘)*ノ「にぃにぃ、おかえりー!!」
*(‘‘)*)ω^)・∴「べふっ!?」
(;^ω^)「…ヘ、ヘリカル」
(;^ω^)「あれほどバンザイアタックごっこは止めろと…」
*(‘‘)*「ちーがーうー!」
*(‘‘)*「帰ってきたら!?」
(;^ω^)「…ただいまだお」
*(‘‘)*「よくできました!!」
お団子ヘアーがゆっさぷりんと揺れる
この子はヘリカル、マイシスター
可愛さ全開小学4年生だ
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:27:37.75 ID:xKuJH0DO0
-
*(‘‘)*「おしょくじにします? おふろにします? それとも、わ・た・し?」
(;^ω^)「お風呂に……、って、どこでそんな言葉を覚えたお!?」
*(‘‘)*「え? にいづまごっこ」
(;^ω^)「一体、何をしてるんだお」
<あら、ホライゾン、帰ったの? ご飯は?
( ^ω^)「お風呂入ったあとに食べるおー」
*(‘‘)*「にぃにぃ、いっしょに入ろ!」
( ^ω^)「ヘリカル…、もう10歳なんだからお風呂ぐらい1人で入らないとダメだお」
( ^ω^)「なんていうか…、描写的に」
*(‘‘)*「えぇー」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:29:08.48 ID:xKuJH0DO0
-
<ヘリカルー、ちょっと手伝ってー
*(‘‘)*「ぬっ?」
*(‘‘)*「じゃまが入ったね」
(;^ω^)(怖い!! 実の妹がすごく怖い!!!)
*(‘‘)*「いま行くー」
<だいしょうは高くつくわよー
<何言ってるのこの子は…
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:30:37.33 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「今日も疲れたおー…」
食事を終えて、自室へと向かう
机の中から取り出したのは一冊の大学ノート
( ^ω^)「えっと、○月□日、と」
日記を書く
飽きっぽいのボクだが、これだけは欠かさずに続けている
書き始めたのは……いつだったけかな、覚えちゃいない
( ^ω^)「まぁ、書くことなんて大してないんだけど」
( ^ω^)「~♪」
と言いつつも、この自分ノリノリである
コンコン
<にぃにぃー
( ^ω^)「お? ヘリカルかお」
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:33:42.70 ID:xKuJH0DO0
-
ガチャッ
*(‘‘)*「いっしょに、ね・よ」
(;^ω^)「変な溜めを作るな、変な溜めを!!」
( ^ω^)「にぃにぃは身体大きいから、ヘリカルがベットで寝る隙間はないお」
( ^ω^)「ね、良い子だから部屋に帰るお」
*(‘‘)*「ヤだ」
( ^ω^)「…」
こうして夜は更けていく
結局、ボクが寝たのは3時間後だった
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:35:14.78 ID:xKuJH0DO0
-
(;´ω`)「おっはー……」
('A`)「おう、……顔色悪いな、お前」
(´・ω・`)「いや、人のこと言えないから」
(#'A`)「うるせぇ、垂れ眉」
( ´ω`)「眠い、眠いお…」
ξ ゚⊿゚)ξ「一体どうしたのよ」
( ´ω`)「いや、昨日ヘリカルを寝かしつけるまで頑張ってたから…」
ξ ゚⊿゚)ξ「ヘリちゃんって、小学生でしょ? あんた一体何時に寝てるのよ」
( ´ω`)「普段は9時には寝るお」
ξ ゚⊿゚)ξ「はやっ」
('A`)「…オレと8時間も違うぞ」
(´・ω・`)「ドクオは睡眠時間少なすぎだよね」
('A`)「学校で寝るからいいんだよ」
( ´ω`)「右に同意だお……、寝る…」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:38:46.08 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「授業始まるわよ」
( ´ω`)「お昼休みなったら、起こしてくれおー…」
('A`)ノシ「オレもよろしく」
ξ ゚⊿゚)ξ「こいつら…」
(´・ω・`)「ダメ人間だねぇ」
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:42:28.28 ID:xKuJH0DO0
-
…
……
………
「おっおっおっー」
「はやいお、たのしいおー」
「ブーンwwwブーンwww」
「すべり台から、ダイビング!!」
「モリスエ!!」
「10.00!!!」
「うはwwwwくおりてぃたかすクリニックだおwwww」
「ブーンwwwブゥゥーンwww」
「…おっ?」
「…見かけない子だお」
「……なんか、にらんでるお、こわいお」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:45:40.88 ID:xKuJH0DO0
-
「ひっ!?」
「ぼ、ボクのおこづかいなんかとっても、ビックリマンシールも買えないお!?」
「え?」
「名前…?」
「江戸川コナン、たんていだ ぶふぉっ!!?」
「い、いたいお…」
「わかったお、言うからやめてお」
「ボ、ボクの名前は、内藤ホライゾンだお…」
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:48:04.95 ID:xKuJH0DO0
-
……パチッ
( ^ω^)「…ふぁ」
( ^ω^)「…んー……、よく寝t」
ノハ ^⊿^)「ほぉ、内藤」
ノハ ^⊿^)「このヒート先生の授業で寝るとはいい度胸だなぁ」
( ^ω^)「…あれ?」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:51:21.15 ID:xKuJH0DO0
-
ノハ -⊿-)「…ふっ」
ノハ ゚⊿゚)「全員起立っ!!!」
ガタガタガタッ
ノハ ゚⊿゚)「英語は頭でなく!!」
<心で捉えろ!!!
ノハ ゚⊿゚)「読む書くしゃべる!!」
<そんなのいいから感じるんだ!!!
ノハ ゚⊿゚)「アルファベットは!!」
<ウェポンです!!!
ノハ ゚⊿゚)「よし、全員着席」
ガタガタガタッ
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:53:08.20 ID:xKuJH0DO0
-
ノハ ゚⊿゚)「内藤、及びドクオ」
ノハ ゚⊿゚)「お前ら、校庭100周な」
('A`)「…むにゃ? なに?」
(;^ω^)「おぅふ……」
今日は厄日のようです
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:56:51.47 ID:xKuJH0DO0
-
走る走る俺たち♪
流れる汗もそのままに♪
┌(;^ω^)┘
┌(;'A`)┘
いつかたどり着いたら♪
君にうちあけられるだろ♪
ξ ゚⊿゚)ξ「バカよねぇ」
┌(;'A`)┘「教えて、くれても、よかっただろ!!」
┌(;^ω^)┘「そ、そうだお!!」
(´・ω・`)「昼休みまで起こすなって言ったのはキミたちじゃないか」
(´・ω・`)「それは逆恨みというものだよ」
┌(;'A`)┘「むきぃ~!! 腹、立つぅぅ!!」
┌(;^ω^)┘「しかし、正論!! これは!! 間違いなく僕らの、負け!!」
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 20:58:42.90 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「そーゆーこと、昼休み終わる前に走り切りなさいよー」
(´・ω・`)「無理くさいけどね」
┌(;'A`)┘「てか、もう、オレ無理」
┌(;'A`)┘「死ぬ…」
「ぶっ!?」∴┌(;'A( ^ω^)
(#'A∩)「このアホ、何立ち止まってんだ!!」
( ^ω^)「お…、ごめん、ドクオ」
('A`)「…?」
川 ゚ -゚)
('A`)「…なるほどね」
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:02:45.33 ID:xKuJH0DO0
- 中庭にあるベンチに腰掛けて、彼女は本を読んでいた
色素の薄い髪の毛が光に溶けて、キラキラと輝いている
眩い、眩いよ、素直さん
ボクのめいちゅうりつはがっくとさがった
ξ ゚⊿゚)ξ「何やってんの、あのバカ」
(´・ω・`)「…ん、あぁ」
(´・ω・`)「あれじゃないかな」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…ふ~ん」
ξ ゚⊿゚)ξ「…さて、と」
(´・ω・`)「ん、どこか行くのかい?」
ξ ゚⊿゚)ξ「お花を摘みにね、これ以上一緒にいるとバカがうつっちゃうし」
(´・ω・`)「そうかい」
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:04:33.76 ID:xKuJH0DO0
- ξ ゚⊿゚)ξ「あんたもバカをうつされない様に気をつけなさいよ」
(´・ω・`)「ははっ、そうするよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「じゃね」
(´・ω・`)「…」
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:06:46.92 ID:xKuJH0DO0
- (#'A`)「おらっ、いつまで見惚れたんだよ。さっさと走れ」
(;^ω^)「あいた!?」
( ^ω^)「ドックンのケチぃ」
(#'A`)「気持ち悪ぃんだよ!!」
( ^ω^)「…しかし、ドクオが真面目に走ろうなんて珍しいことあるお」
('A`)「……別に、気分だよ、気分!」
( ^ω^)「そうかお」
訂正、やっぱり今日は良い日だ
素直さんが見れた
まぁ、教室まで行けば普通に見れるんだけど
根性無しのボクにはこれぐらいしかチャンスはなかった
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:09:56.71 ID:xKuJH0DO0
- (;^ω^)「す、好きです! ボ、ボクと付き合っ で べふ」
ξ ゚⊿゚)ξ「アホ」
いつもの放課後校舎裏
今日も今日とて告白の練習
盛大にボクが噛んだところで、お開きとなった
ξ ゚⊿゚)ξ「あんたさぁ」
ξ ゚⊿゚)ξ「今からそんなに緊張しててどーすんのよ」
(;^ω^)「まったく面目ないでふ」
舌が痛い
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:15:08.83 ID:xKuJH0DO0
-
('A`)「まぁ、内藤らしいわな」
(´・ω・`)「挙動不審優柔不断は、内藤とドクオのアイデンティティだからね」
(#'A`)「さり気にオレを入れるな」
(´・ω・`)「おやおやぁ、好きな人に告白できないで悩んでるのはドクオくんも一緒じゃないですか」
(;'A`)「!?」
(;'A`)「んなっ、何故それを!!?」
(´・ω・`)「これでも、学年一の情報網を誇ってますから、ボク」
ξ ゚⊿゚)ξ「へぇー、興味深いわね」
(* ^ω^)「相手は誰なんだお?」
(´・ω・`)「高いよ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「ロマのデラックスパフェ」
(´・ω・`)「もう一声」
ξ ゚⊿゚)ξ「ドリンクバーもつけるわ」
ξ ゚⊿゚)ξ「支払いはブーンで」
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:18:56.51 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)「ちょっ、おまっ!?」
(´・ω・`)「いいね」
(#'A`)「よくねーよ!!!!!」
結局、ドクオがファミレスでおごるということで決着がついた
ξ ゚⊿゚)ξ「それじゃ、行きますか」
('A`)「言うなよ、絶対に言うなよ」
(´・ω・`)「あぁ、ダチョウ倶楽部かい」
(´・ω・`)「ねぇねぇ、ツン。実はドクオの好きな人は――…」
(#'A`)「だぁぁぁぁっ!! 言うな―――!!!」
(´・ω・`)「はっはっはっ、愉快愉快」
('A`)「…お前、性格悪いな」
(´・ω・`)「今更何を……、と」
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:22:29.03 ID:xKuJH0DO0
-
(´・ω・`)「内藤、行かないのかい? 今日はドクオがおごってくれるってよ」
(;'A`)「ぜ、全員分なの!?」
( ^ω^)、「おー…、ごめんだお」
( ^ω^)「実は、今日バイト入ってるんだお」
('A`)「バイト? バイトなんてやってのか、お前」
( ^ω^)「お、欲しいものがあるんだお」
('A`)「…!」
('A`)「ははぁん…」
('A`)「ショボン」
(´・ω・`)「分かってるよ、一回100円ね」
(;'A`)「ケチくせぇ…」
(´・ω・`)「昨今の景気の煽りを受けて200円に値上がりしました」
(;'A`)「わ、分かったよ! いいから調べろつーの!!」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:24:07.20 ID:xKuJH0DO0
-
(´・ω・`)「毎度ありがとうございます」
(´・ω・`)「えっと、ボクのデータベースによると…」パラパラッ
(´・ω・`)「ビンゴ、来週素直さんの誕生日だね」
(;^ω^) ギクゥ!!
('A`)「やっぱな」
ξ ゚⊿゚)ξ「プレゼントでもする気?」
ξ ゚⊿゚)ξ「女性側から言わせてもらうけど、知らない人から物貰ってもキモイだけよ?」
(´・ω・`)「だよねぇ」
(;^ω^)「ち、違うお!!」
(;^ω^)「こ、これは……、ヘリカル!! ヘリカルへのプレゼントだお!!」
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:26:00.37 ID:xKuJH0DO0
-
('A`)「ヘリカルって、お前の妹の?」
(´・ω・`)「あぁ、兄に似ず愛らしいあの子か」
ξ ゚⊿゚)ξ「……本当に似なくて良かった」
(;^ω^)「そこ! 深刻な顔でそんなこと言うのやめるお!!」
(;^ω^)「と、とりあえず素直さんは関係ないから!!」
(;^ω^)「バイトに遅れるから、ここでさよならだお!」
('A`)「はーいはい」
(´・ω・`)「そういうことにしてあげるよ」
ξ ;⊿;)ξ「………本当に…良かった、うぅ」
(;^ω^)「そこ泣くなお!!」
「本当の本当に関係ないおー!!!」
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:27:38.82 ID:xKuJH0DO0
-
モロバレなのはしょうがない
ドクオの好きな人は気になったが
『知らない人からのプレゼントがキモイ』というツンの言葉が
考える余裕を与えぬほど、ボクを悩ませていた
(;^ω^)「うぅん…」
(;^ω^)「うぅん…」
(;^ω^)「うぅん…」
*(‘‘)*「にぃにぃ、だいじょうぶ?」
(;^ω^)「ひぃや!!?」
(;^ω^)「へ、ヘリカル? なんで、ここに?」
*(‘‘)*「うん、にぃにぃのくるしそうな声がきこえたから…」
(;^ω^)「いや、それ自体は嬉しいんだけど…」
(;^ω^)「トイレだから、ここ」
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:30:07.67 ID:xKuJH0DO0
-
*(‘‘)*「にぃにぃのえっちー!!」
(;^ω^)「お前、自分で開けといてそれはないわ」
<きゃぁ、ホライゾン!! なにしてるの!!!
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「いや、なんつーか、冤罪?」
ボクは悩んでいた
両親に説教されている最中も、真剣に
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:33:08.29 ID:xKuJH0DO0
-
どうすればいいか
妹のようにバンザイアタックで突撃する勇気はボクにはない
だから、物の力を借りようと思った
しかし、キモイと思われては元も子もない
悩んだ挙句、ボクが取った行動は…
( ^ω^)】「ツン、日曜日ヒマかお?」
せめてプレゼントを同じ女性のツンに選んでもらおうという作戦だった
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:35:57.90 ID:xKuJH0DO0
-
んで、日曜日
ボクは盛大に寝坊した
(;^ω^)「お、おまたー」
ξ ゚⊿゚)ξ「あー、遅いわねぇ、ホライゾンくん」
ξ ゚⊿゚)ξ「もう来ないみたいだし、帰ろうかしら」
(;^ω^)「す、すいません、寝坊しちゃって」
ξ ゚⊿゚)ξ「あー、小鳥のさえずりかしら、マジうぜぇ」
ξ ゚⊿゚)ξ「ホライゾンくんは1人で・ちゃんと・プレンゼントを買えるから心配はないわよねぇ」
(;^ω^)「すいません、ごめんなさいですお!!」
(;^ω^)「言うこと何でも聞きますから!! 帰らないでくださいですお!!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「ほぉ」 ゴォォ
(;^ω^)「ひ、ひぃ!?」
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 21:38:26.02 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「条件によっちゃ、矮小な小鳥の願いを聞いてあげてもいいわ」
(;^ω^)「な、なんですかお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「そうねー、待ちすぎて、おなかペコペコだわ」
(;^ω^)「ど、どこに行きましょう!? あぁ、あそこなんてどうですか!? おごりますよ!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「おごりますよ…?」
(;^ω^)「ご、ご馳走させてください!! 是非!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「映画も見たいのよねぇ、『ボクの彼女は大きいようです』」
(;^ω^)「勿論ですお! わたくしめも前々から見たいと思っておりましたですお!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、そうだ、ヴィヴィアンの新作が出るんだったわ」
(;^ω^)「ビビアン……? スー……?」
ξ ゚⊿゚)ξ「ヴィヴィアンでググりなさい」
( ^ω^)「…」
( ゚ω゚)「…」
( ;ω;)「すいません、勘弁してください」
規制のためいったんパー速へ
- 1 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 22:07:38.67 ID:diKyfaIo
-
( ;ω;)「すいません、勘弁してください」
ξ -⊿-)ξ「ふー…」
ξ ゚⊿゚)ξ「ま、いいわ」
ξ ゚⊿゚)ξ「プレゼント買うお金なくなったら、元も子もないし」
( ;ω;)「ツンデレ様~」
ξ ゚⊿゚)ξ「ただし」
ξ ゚⊿゚)ξ「今度、遅れてきたらぶっ殺すからね」
(;^ω^)「お…」
ツンはヤンに改名したほうがいいんじゃないか
そう思いました
- 2 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 22:09:43.99 ID:diKyfaIo
- 'A`)
・ω・`)
('A`)「さて」
(´・ω・`)「どうしますかね」
('A`)「ま、つけるっきゃないだろ」
(´・ω・`)「悪趣味ですねぇ、ドクオさん」
(#'A`)「お前が言い出したんだろうが!」
(´・ω・`)「しっ、騒ぐと見つかるよ」
(#'A`)「…こ、こいつ」
- 6 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 22:15:43.94 ID:diKyfaIo
- ミッション1:食事
ξ ゚⊿゚)ξ「えぇ~、ここをぉ?」
(;^ω^)「ボクの経済状況をご考慮ください、ツンデレさん」
ξ ゚⊿゚)ξ「しょうがないわねぇ」
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、すいません」
ξ ゚⊿゚)ξ「タラバの海鮮パスタと、牛肉とフォアグラのポアレ、デザートにびっくり苺パフェを…」
(;^ω^)「ちょっ、ちょっ、ちょっー!!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「なによ」
(;^ω^)「そ、そんなに食べると身体に良くないお?」
( ^ω^)、「せめて、ほらこっちのヘルシーな…」
ξ ゚⊿゚)ξ「以上で」
(;^ω^)「おまーっ!!!」
('A`)「ミラノ風ドリアうめぇwwwwww」
(´・ω・`)「299円とは思えないよね」
- 8 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 22:19:13.12 ID:diKyfaIo
- ミッション2:映画
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…」
<なぁ、みんな聞いてくれ
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…」
<実は、部活を作りたいと思う!!
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…」
<その名も!!
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…」
<BB団(Because I love Because の団)!!
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…」
<無理やりすぎだろ…
- 9 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 22:19:56.86 ID:diKyfaIo
- ξ ゚⊿゚)ξ「まぁ、そこそこって感じ」
( ^ω^)「なんだか、次回予告みたいな映画だったお…」
(;A;)「うわぁぁぁん」
(´・ω・`;)「泣く要素なんてあったけ!?」
- 12 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日:2009/02/11(水) 22:29:44.85 ID:diKyfaIo
- ミッション3:買い物
ξ ゚⊿゚)ξ「えっと、ヴィヴィアンは…」
(;^ω^)「ひ、ひぃ!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「別に買うわけじゃないわよ」
(;^ω^)「そ、そうかお…」
ξ ゚⊿゚)ξ「やーん、この指輪可愛いー」
lw´‐ _‐ノv「ども店員っす」
lw´‐ _‐ノv「よく、お似合いですよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「どーも♪」
lw´‐ _‐ノv「どうですか、旦那様とペアでご購入というのは」
(;^ω^)「だ、旦那!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、違います、これウチのペットなんです」
lw´‐ _‐ノv「なるほど」
lw´‐ _‐ノv「では、どうですかペットとペアでご購入というのは」
(;^ω^)「冷静に対処してんじゃねーお!!」
- 13 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga] 投稿日:2009/02/11(水) 22:34:36.34 ID:diKyfaIo
- lw´‐ _‐ノv「ほぅ、やる気か小僧。わたしは強いぞ…?」
(;^ω^)「ぐっ、だが、しかし!! ここで退いては主人公の名が廃 る べらぼっ!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「おほほ、すいません、躾(しつけ)がまだ甘くて」
( メ)ω) チーン
lw´‐ _‐ノv「ご婦人、中々良い右をお持ちで」
ξ ゚⊿゚)ξ「どうも」
lw´‐ _‐ノv「どうですか、ウチのナックルをつければ、その破壊力は更に! 倍!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「まぁ、確かにヴィヴィアンのリングは凶器みたいですけど…」
('A`)「おい、なんでTシャツがこんなに高いんだよ」
(´・ω・`)「説明してもユニクラーのドクオには分からない分野さ」
(#'A`)「おい、お前!! ユニクロを馬鹿にしたな!! 全国1億5000万人のユニクロファンを敵に回す気か!?」
(´・ω・`)「うん、それだと総人口を凌駕してるよね」
(#'A`)「のべ人数だ!!」
(´・ω・`)「何のだよ」
再びVIPへ
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 22:56:57.50 ID:xKuJH0DO0
-
ラストミッション:プレゼント
(;^ω^)「…つ、疲れたお」
ξ ゚ー゚)ξ「あー、楽しかった。じゃ、夕飯食べて帰ろうか」
(;^ω^)「ちょっと!」
ξ ゚⊿゚)ξ「何よ」
( ^ω^)「今日は、プレゼントを一緒に選んでもらう約束だお…」
ξ ゚⊿゚)ξ「あぁ、ヘリちゃんのね」
(;^ω^)「むぐっ…!」
(;^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「じゃあ、行きましょうか」
ξ ゚⊿゚)ξ「おもちゃ売ってるとこでいいわよね」
(;^ω^)「……素直さんの」
ξ ゚⊿゚)ξ「え、何?」
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 22:58:29.21 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)「ごめんなさい、嘘つきました! 素直さんへのプレゼント、一緒に選んでください!!」
(;^ω^)「…だぉ」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ - -)ξ、「…」
ξ -⊿-)ξ「……いいわ」
ξ ゚ -゚)ξ人(^ω^ *)「おっおっ、ありがとうだお!! さすがツンだお!!」
ξ;゚ -゚)ξ「…っ」
ξ -⊿-)ξ、「し、正直に言えばいいのよ、最初から」
(* ^ω^)「ふひひっ、サーセン」
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:00:02.00 ID:xKuJH0DO0
-
('A`)「まだ、どっか行くみたいだな」
(´・ω・`)「ラブラブですなぁ」
('A`)「…」
('A`)「ショボン、どうしてお前、2人が会うって知ってたんだ?」
(´・ω・`)「…ん?」
(´・ω・`)「内藤の行動なんて大体予想がつくからね」
(´・ω・`)「ツンを誘ってプレゼントを買いに行くと思ったのさ」
(´・ω・`)「どうかした?」
('A`)「……だってお前」
('A`)「…」
('A`)「いや、なんでもねー」
(´・ω・`)「そう」
(´・ω・`)「しかし、日曜に男2人で尾行だなんて情けないね」
('A`)「言うな、むなしくなるから」
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:01:35.29 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「ツン、何がいいと思うお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「そうね」
ξ ゚⊿゚)ξ「正直、あまり高価なものである必要はないと思うわ」
ξ ゚⊿゚)ξ「物より気持ちっていうわけじゃないけれど」
ξ ゚⊿゚)ξ「装飾品なんかは、それだけで相手を縛っちゃうことになるからね」
( ^ω^)「お、ヘビーな意味合いに取られやすいということかお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「そゆこと」
ξ ゚⊿゚)ξ「軽い気持ちで付き合えってわけじゃないけどね」
ξ ゚⊿゚)ξ「あくまで私はだけど、花や食事なんかもNG」
ξ ゚⊿゚)ξ「キザったらしい感じが抜けないわ」
ξ ゚⊿゚)ξ「まぁ、あんたは心配ないでしょうけど」
(;^ω^)「言うね」
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:03:57.95 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「服なんてもっての他ね」
ξ ゚⊿゚)ξ「サイズ合わないで泣きを見るのがオチよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「…素直さんのサイズ知ってるとか言わないでしょうね?」
(;^ω^)「も、勿論だお」
( ^ω^)(せっかくショボンから情報を買ったのに…)
ξ ゚⊿゚)ξ「安全なのは小物かな」
ξ ゚⊿゚)ξ「特に彼女が好きな範囲を抑えてるといいわね」
ξ ゚⊿゚)ξ「知ってる?」
( ^ω^)「知ってるお!」
( ^ω^)「あぁ、見えて彼女『ビコ-ズ』に目がないんだお」
ξ ゚⊿゚)ξ「へぇ、あの人形に?」
( ^ω^)「そうだお」
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:05:51.20 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)「なんでも家には凄い数の人形があるらしお」
ξ ゚⊿゚)ξ「ふぅん…、詳しいわね」
(;^ω^)「か、風の噂で聞いたんだお」
ξ ゚⊿゚)ξ「あっそ、別にいいけど」
(;^ω^)(何か怒ってないかお…?)
そんなわけで、人気キャラクター『ビコーズ』を取り扱ってる店へ
ちなみにこの人形、先ほどの映画にも出演してたりする
巷では大人気のキャラクターなのだ
- 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:07:14.10 ID:xKuJH0DO0
-
ワイワイガヤガヤ
ξ;゚⊿゚)ξ「うぇい…」
(;^ω^)「めちゃ混んでるお…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…ま、腹くくるしかないわね」
ξ ゚⊿゚)ξ「突入よ!!」
( ^ω^)「おk!!」
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:10:12.37 ID:xKuJH0DO0
-
ワイワイガヤガヤ
「ツン!」
「何!?」
ワイワイガヤガヤ
「ど、どこだお!?」
「ここよ!」
ワイワイガヤガヤ
「ここって言ったって分かんないお!!」
「ここよ! ここ!!」
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:11:32.97 ID:xKuJH0DO0
-
ワイワイガヤガヤ
^ω^)、「ぷはっ」
(;^ω^)つ 「ツン!」
( ^ω^)つ川 ゚ -゚)「ん?」
川 ゚ -゚)「人違いですが?」
( ゚ω゚)
心臓が止まるかと思った
- 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:14:03.64 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ -゚)「あぁ、キミは確か…」
(;^ω^)「あがっ…」
川 ゚ -゚)「えっと…」
(;^ω^)「あななななななないとうほらららららいぞんです」
川 ゚ -゚)「穴七々伊藤洞尊?」
川 ゚ -゚)「仏像か何かかな」
(;^ω^)「いいいいいええ」
(;^ω^)(落ち着けー、落ち着くんだー!! 明鏡止水だおー!!!)←考えてる時点で明鏡止水ではない
(;^ω^)「ま、前に助けてもらった、内藤ホライゾンです」
( ^ω^)、「その節は、どうもお世話になりました」
川 ゚ -゚)「あぁ、そうだ」
川 ゚ -゚)「あの時の」
( ^ω^)「思い出してもらえましたかお?」
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:15:34.42 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ -゚)「うん、よく覚えてる」
川 ゚ -゚)「面白い顔だったからな」
( ^ω^)
川;゚ -゚)「あぁ、すまん、つい」
( ;ω;)「いいんです、それに“つい”ってことは、本音ってことですお?」
川 ゚ -゚)「まぁ、それはそうなんだが」
( ;ω;)
川;゚ -゚)「あ、すまん」
川 ゚ -゚)、「…キミはビコーズ好きなのか?」
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:16:46.72 ID:xKuJH0DO0
-
( ;ω;)「いえ、ただ素直さんが好きだと聞いて…」
川 ゚ -゚)「へ?」
( ;ω;)
( ^ω^)「あ」
墓穴を掘りました
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:18:13.16 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ー゚)「ははっ、そうか私にプレゼントを」
川 ゚ー゚)「ありがとう、嬉しいよ」
( ^ω^)、「そ、そうですかお」
川 ゚ -゚)「しかし、よく私がビコーズ好きだと知っていたな」
( ^ω^)「あ、友人が情報通なもので」
川 ゚ -゚)「ほぉ、それは興味深い」
川 ゚ -゚)「今度話を聞きたいものだ」
- 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:19:30.76 ID:xKuJH0DO0
-
ワイワイガヤガヤ
゚⊿゚)ξ、「ぷはっ」
ξ ゚⊿゚)ξ「あー、もうサイアク」
ξ ゚⊿゚)ξ「ブーン、ブーンどこ!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…あ」
(^ω^ )
ξ ゚⊿゚)ξ、「ブー…」
川 ゚ -゚)(^ω^ )
ξ ゚⊿゚)ξ「…ン」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:23:28.70 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ -゚)「で、なんで私にプレゼントを?」
(;^ω^)「へぅ!?」
( ^ω^)「あ、それは、誕生日! …誕生日だからですお!」
川 ゚ -゚)「ん、あぁ、誕生日か」
川 ゚ -゚)「そういえば、もうすぐだったな」
川 ゚ -゚)「すっかり忘れてた」
(;^ω^)「忘れたんですかお…?」
川 ゚ -゚)「あぁ、あまりそういうイベント事には関心がなくてね」
( ^ω^)「…そうですかお」
川*゚ -゚)「ビコーズの生誕記念なんかはそらで言えるけどな」
( ^ω^)「…」
(* ^ω^)「変わった人ですお」
川 ゚ -゚)、「そ、そうか?」
(* ^ω^)「えぇ、面白い人ですお」
川 ゚ -゚)「…」
- 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:24:57.96 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ー゚)「……そんなことを言われたのは初めてだな」
川 ゚ー゚)「名前は?」
(;^ω^)「え?」
川 ゚ -゚)「ん?」
(;^ω^)「最初に言いませんでしたっけ?」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「そうだったか?」
(;^ω^)「…」
( ^ω^)、「な、内藤ホライゾンです」
川 ゚ -゚)「七伊藤洞伊蔵?」
川 ゚ -゚)「また古めかしい名前だな」
(;^ω^)「内藤・ホライゾンですお!」
川 ゚ -゚)「あー、内藤ね」
川 ゚ -゚)「なーる」
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:26:44.78 ID:xKuJH0DO0
-
川 ゚ -゚)「私は素直クール」
川 ゚ -゚)「VIP高1年素直クールだ」
川 ゚ -゚)「よろしく」
(* ^ω^)「よ、よろしくですお」
川 ゚ -゚)「で、キミ、学校は?」
( ;ω;)「VIP高校です!!」
こうして、ボクと素直さんは友達になることができた
彼氏彼女の前に友達から、中々順調な滑り出しだ
何か忘れてる気がするけど
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:28:07.08 ID:xKuJH0DO0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ「帰るか…」
'A`)(ツン…)
・ω・`)(……)
ξ -⊿-)ξ「…」
ξ ゚⊿-)ξ「ドクオ、ショボン、出てらっしゃい」
;'A`)
!?
;・ω・`)
;'A`)(バカな!? バレているだとっ!?)
;・ω・`)(連邦のツンデレは化け物か!!)
ξ ゚⊿゚)ξ「早く出て来いっての」
- 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:29:44.76 ID:xKuJH0DO0
-
(;'A`)「は、はい」
(´・ω・`)「ごめんね、ドクオがどうしてもって言うから」
(#'A`)「てめぇ、ショボン!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「うっさい、黙れバカども」
(;'A`)「はい、すいません」
(;´・ω・`)「本当にごめんなさい」
ξ -⊿-)ξ「別に、怒っちゃいないわよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「お腹減ったからさ、何か食べてかない?」
(;'A`)「え、あれだけ食べてまだ食べるの…」
ξ#゚⊿゚)ξ「あ?」
- 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:32:58.84 ID:xKuJH0DO0
-
('A`)「すいません独り言です聞き流してください」
ξ ゚⊿゚)ξ「いーから、ほら行くよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「ショボンも」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「ん」
- 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:35:35.06 ID:xKuJH0DO0
-
その後は、クーさんと買い物をして、途中まで一緒に帰った
ボクは終始舞い上がっていて、何の話をしていたかも覚えていない
そして、ルンルン気分で日記を書いているときに思い出したのであった
(; ゚ω゚)「ツンのことすっかり忘れてたお!!!」
やばい
これはやばい
デッド オア アライブではなく、デッド オア デッド
確実に死ぬ
(;^ω^)「どどどどうしよう…」
(;^ω^)「携帯…携帯…携帯…」 ガタガタガタッ
( ^ω^)(あ、でも、携帯に連絡がなかったってことは、ツン的にも
あそこでお別れ はいさよならってことだったのかお?)
(;^ω^)「そんなわけないよね~…」
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:40:02.44 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)「どうしよう…」
(;^ω^)「絶対怒ってるお……」
(;^ω^)「でも、電話しないと」
(;^ω^)「昔の格言にあるお『人生楽ありゃ苦もあるさ』、良いことの裏には悪いことだお!」←ひどい
( ^ω^)「…電話するお」
( ^ω^)】 トルルルルルルル
( ^ω^)】 トルルルルルルル
( ^ω^)】 トルルルルルルル
( ^ω^)】 トルルルルルルル
(;^ω^)】(出ねぇ…)
(;^ω^)】 トルルル、ガチャ
『もしもし』
(;^ω^)】「あ、ツン!? ボクだお!! あの、その、今日は…」
『この電話は現在使われておりません、ご用件のある方はピーという音の後に死んでください ピー』
- 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:42:06.79 ID:xKuJH0DO0
-
(;^ω^)】「ちょっ!!!?」
『…うっさいわね』
『耳元で怒鳴らないでくれる?』
(;^ω^)】「ツン!!」
『だから、うっさいっての』
(;^ω^)】「…ツン、その、ごめんだお」
『なにが?』
『てか、早く死ね』
(;^ω^)】「…あぅあぅ」
『……』
『…ふー…』
『いいわよ、別に』
『素直さんと会ってたんでしょ?』
(;^ω^)】「し、知ってたのかお?」
- 190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:44:15.62 ID:xKuJH0DO0
-
『たまたま見てただけよ』
『あんたの脳のキャパじゃ一杯一杯だったんでしょ、どーせ』
(;^ω^)】「お…、さすがですお…」
『私のことは別にいいのよ』
『あんた、話はちゃんとできたの?』
(;^ω^)】「は、はい、なんとか…、おかげ様で」
『…そう』
『良かったじゃない』
( ^ω^)】「お、良かったお。ツンと今日一緒に出かけて本当に良かったお」
『……』
『そうね』
『それじゃ、お風呂入りたいから切るわよ』
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/11(水) 23:46:31.91 ID:xKuJH0DO0
-
( ^ω^)】「あ、ツン」
『なによ』
( ^ω^)】「ありがとうだお」
『……』
『……明日、パフェな』
(;^ω^)】「ちょっ!!」
『おやすみ』
(;^ω^)】 プッツ、ツーツー
( ^ω^)「パフェか」
( ^ω^)「ま、安いもんだお!」
ツンを討ち取ったボクに敵うものなど何もなし
一騎当千、呂布気分
調子に乗ったボクは、疲れているのに夜更かしをしてしまう
それがあんなことになるとは想像もできなかった
- 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 20:59:58.88 ID:aMfis93D0
-
('A`)「風邪ぇ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「らしいよ」
('A`)「仮病じゃねーの?」
(´・ω・`)「そんなドクオじゃあるまいし」
(#'A`)「何気にオレは皆勤賞でしたー、残念!」
(´・ω・`)「何をムキになってるの?」
(#'A`)「…こ、こいつ」
ξ ゚⊿゚)ξ「あいつだけは風邪ひかないと思ったんだけどね」
(´・ω・`)「そうだよね、バカは風邪ひかないって言うし」
(´・ω・`)「ね、皆勤賞君」
(#'A`)「てめぇ、ブッコロ-!!」
- 302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:02:25.78 ID:aMfis93D0
-
ガラッ
「……」
「内包くんのクラスはここでいいのかな?」
(´<_`;)「な、内包? 内藤ならいますけど」
「あぁ、そうだそうだ内藤。で、どこかな」
(´<_` )「あ、今日は休みですよ」
「何? そうなのか、残念だ」
(´<_` )「まぁ、話があるなら、いつも一緒にいる奴らがいますから」
(´<_` )「おーい、ショボン」
(´・ω・`)「ん?」
(´<_` )「お客さんだ」
- 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:03:55.06 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「ども」
(´・ω・`)「…へぇ」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
('A`)(なんでオレじゃなくてショボンなんだ…)
- 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:09:33.00 ID:aMfis93D0
-
[(*´ω`*)]「……」
久しぶりに風邪をひいた
原因は分かってる、疲れている身体を酷使して
深夜に裸で自家発電に及んだせいだろう
……バカだ、本当にバカだ
[(*´ω`*)](でも大分楽になってきたお…)
[(*´ω`*)] (あとはヘリカルが大人しくしてくれれば)
今日の朝は大変だった
ヘリカルが看病すると言って聞かず
よくしぼれてもないタオルを顔面の上に置いたり
身体を拭こうとして全身水浸しにされたり
[(*´ω`*)](あのせいで、悪化した気がしないでもないお…)
[(*´ω`*)](とりあえず、今日は大人しくしてるお)
[(*´ω`*)](あぁ、せっかくだから、素直さんに今日会いたかった…)
- 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:11:06.58 ID:aMfis93D0
-
ガチャリ
川 ゚ -゚)「お邪魔します」
[(^ω^ *)]「………はっ?」
ξ -⊿-)ξ「お邪魔しまーす」
(;'A`)「お邪魔します」
(´・ω・`)「お邪魔するよ」
[(^ω^;)]「え!? 何でみんな!? つーか、素直さん!!!?」
- 310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:13:48.81 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「私がどうかしたか?」
[(^ω^;)]「あ、いや、な、なんで我が家に…?」
ξ -⊿-)ξ「お見舞い」
[(^ω^;)]「素直さんも…?」
ξ -⊿-)ξ「そー」
[(^ω^;)]「さ、さいでっか…」
[(^ω^;)](何か、有無を言わせない雰囲気が…)
[(^ω^;)](はっ!!? まさか、まだ昨日のこと怒ってるとか!?)
- 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:15:04.54 ID:aMfis93D0
-
シー…ン
川 ゚ -゚)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
(;'A`)「…」
(´・ω・`)「…」
(;'A`)「あ、オレ、飲み物でも買ってこようかなぁ…」
('A`;> グイッ
⊂(´・ω・`)「…」
('A`;)「(なにすんだよ、ショボン)」
(´・ω・`)「(1人で逃げるな)」
(´・ω・`)「ボクも行こうかな」
(´・ω・`)「素直さん、ツン、何がいいかな?」
- 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:17:43.28 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「ブラックコーヒー」
ξ ゚⊿゚)ξ「梅昆布茶」
(´・ω・`)「わぁ、2人とも渋ーい」
(´・ω・`)「内藤は水ね」
[(^ω^;)]「何か扱い酷いお!? ボク、病人だお!?」
(´・ω・`)「日頃の行いってやつさ」
(´・ω・`)「(ほら、行け、ドクオ)」
('A`;)「(わ、分かったよ)」
- 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:19:14.09 ID:aMfis93D0
-
バタン
[(^ω^;)]「…」
川 ゚ -゚)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
シー……ン
[(^ω^;)](つ、辛い!? 何故だか空気が重いお!?)
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、そうだ、ブーン」
ξ ゚⊿゚)ξ「これ、今日のプリント、机の上に置いとくね」
[(^ω^ *)]「あ、ありがとうだお」
川 ゚ -゚)「…?」
- 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:21:10.29 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「ブーン?」
川 ゚ -゚)「なんだ、出頭くんはブーンというのか?」
[(^ω^;)]「それはあだ名ですお」
[(^ω^;)]「ちなみにボクの名前は内藤、それ読み方次第じゃ“でがしら”ですお」
川 ゚ -゚)「そうか、すまない」
川 ゚ -゚)「なんでブーンなんだ?」
[(^ω^ *)]「それは…」
ξ -⊿-)ξ「昔っから、こいつが走るときの口癖が『ブーン』だからよ」
[(^ω^;)]「だお」
- 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:22:56.31 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「へぇ」
川 ゚ -゚)「じゃあ、私もブーンと呼ぼうかな」
!?
[(^ω^;)]「へ?」
川 ゚ -゚)「あだ名とは、友人同士が呼び合うのに使うのが普通だろ?」
川 ゚ -゚)「ダメかな」
[(^ω^;)]「いえ、いえいえいえいえいえいえいえ!! ダメじゃないですお!!!」
川 ゚ -゚)「そうか」
川 ゚ -゚)「残念ながら、私はあだ名がないが…」
ξ ゚⊿゚)ξ「VIP高校の暗殺者、スナイパーオブVIPってあだ名があるみたいよ」
川 ゚ -゚)「…ほぉ」
[(^ω^;)](ちょっ!!? ツン―――!?)
- 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:25:28.96 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「知らなかったが、中々パンチの効いたあだ名だな」
川 ゚ -゚)「アサシンク-なんてのはどうだ?」
川 ゚ -゚)「原稿が一本書けそうじゃないか」
ξ ゚⊿゚)ξ「おほほっ、そうかしら」
川 ゚ -゚)「キミの名前は?」
ξ ゚⊿゚)ξ「ツンよ、ツンデレ」
川 ゚ -゚)「チョイ? チョイギレ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「全然違うわーい!!!」
[(^ω^;)](あわわわわわ!? なんでこんな状況にぃぃぃ!!?)
- 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:27:09.56 ID:aMfis93D0
-
バターン!!
(;'A`)「へぃ、お待ちぃ!!」
(´・ω・`)「はい、ブラックコーヒーと梅昆布茶」
(´・ω・`)「あと、水」
川 ゚ -゚)「ありがとう」
ξ ゚⊿゚)ξ「…ありがと」
[(^ω^;)](た、助かった…)
(´・ω・`)「わー内藤くん、凄い汗だねー、これはタオルで拭かないと-」
(´・ω・`)「おーっと、このタオル、もうぬるいぞー」
(´・ω・`)「早く取り替えようー、ツンデレさん、一緒にきてくださいー」
ξ ゚⊿゚)ξ「え、1人で行けば…」
(´・ω・`)つ「場所分かんないから、ほらっ」
ξ;゚⊿゚)ξノシ「ちょっ、っと、まだお茶飲んでない……」
- 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:28:23.62 ID:aMfis93D0
-
バタン
[(^ω^;)]「…」
川 ゚ -゚)「…」
(;'A`)「…」
川 ゚ -゚) ズズーッ
川 ゚ -゚)「香りが浅い」
(;'A`) ガーン
- 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:32:48.90 ID:aMfis93D0
-
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、ショボン」
(´・ω・`)「さて、新しいタオルと水か」
ξ ゚⊿゚)ξ「ショボンってば!」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「らしくないよ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…え?」
(´・ω・`)「あんな風に素直さんを挑発するのは」
ξ ゚⊿゚)ξ「…っ、べ、別に挑発してたつもりじゃ…」
(´・ω・`)「じゃあ、あれかな、嫉妬してたとか」
ξ#゚⊿゚)ξ「何を…!!」
(´・ω・`)「キミは、内藤が好きだろ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…――」
ξ;゚⊿゚)ξ「ば、バカなこと言わないでよ」
- 328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:34:10.51 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「そうかな」
(´・ω・`)「ボクに言わせれば変な意地を張ってるキミのほうがバカさ」
ξ#゚⊿゚)ξ「…言うじゃない」
(´・ω・`)「言うよ、友達だからね」
(´・ω・`)「あれじゃあ、内藤が困るだけさ」
(´・ω・`)「キミへの印象もきっと悪くなる」
ξ;゚⊿゚)ξ「…むっ」
(´・ω・`)「やるなら正々堂々と、正面きってやったほうが、きっとすっきりするよ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ「ホント、…――冗談もほどほどにして欲しいわね」
(´・ω・`)「…ツン」
- 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:35:33.24 ID:aMfis93D0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「はい、タオル」
(´・ω・`)「おっと」
ξ ゚⊿゚)ξ「氷は冷蔵庫の中段右、水は分かるわよね」
(´・ω・`)「あぁ」
(´・ω・`)「随分と詳しいね」
ξ ゚⊿゚)ξ「…幼馴染だからね」
ξ ゚⊿゚)ξ「……これでも、ずっと前からあのバカを見てきてるのよ」
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「ほらっ、行った行った」
(´・ω・`)「はいはい」
- 331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:36:46.57 ID:aMfis93D0
-
<…
<…青春ね
ξ;゚⊿゚)ξ「お、おばさま!?」
<ホライゾンもいい友達を持って、うぅぅぅ…
<今夜は赤飯よ-!!
ξ;゚⊿゚)ξ「いや、せめてお粥とかにしてあげてください」
- 335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:40:14.02 ID:aMfis93D0
-
頭がぼぅっとする
さっきまで素直さんとツンが意味不明なバトルを繰り広げていたが、何だったんだろうか
薬のせいか、急に眠気が襲ってくる
[(^ω^ *)]「……お」
[(^ω^ *)]「…2人ともお見舞いありがとうだお」
川 ゚ -゚)「…ん、いや」
('A`)「明日、何かおごれよな」
[(^ω^ *)]「おっおっ、分かったお」
[(´ω` *)]「……ちょっと眠たくなってきたから」
[(´ω` *)]「…ツンとショボンが来たら……起こしてくれお」
('A`)「あいよ」
- 336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:43:20.72 ID:aMfis93D0
-
[(* -ω- *)] スピー…
川 ゚ -゚)「…」
('A`)「…」
川 ゚ -゚)「17時50分……、ご臨終です」
(;'A`)「いや、ちげーし! てか、すげー不謹慎なギャグなんですけど」
川 ゚ -゚)「おぉ、キミは突っ込んでくれるか」
川 ゚ -゚)「これをやると皆、悲しそうな顔で俯いて、突っ込んでくれないんだ」
川 ゚ -゚)「お見舞いギャグとしては中々のものだと思うんだが」
(;'A`)「時と場所を考えろよ」
(;'A`)(なんだこの人…? オレのイメージだと、もっとこう知的で鋭いナイフみたいな人だと…)
川 ゚ -゚)「…すいません」
(;'A`)「そんな風に謝られるとこっちが悪いように感じるんだけど」
- 337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:44:37.21 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「いや、何故か私は人を不快にさせてしまうことが多いようだ」
川 ゚ -゚)「さっきのマジギレくんに然り、キミに然り」
(;'A`)「…」
川 ゚ -゚)「ブーンだけかな、私を受け入れてくれたのは」
('A`)「…」
('A`)「ちょっと聞いていいですか?」
川 ゚ -゚)「どうぞ」
('A`)「正直な話、内藤のこと…、どう思ってます?」
川 ゚ -゚)「どう、というと?」
(;'A`)「え、あの、いや、好きとか嫌いとか、やや嫌いとか、爆弾とか…」
- 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:45:57.85 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「好きだぞ」
川 ゚ -゚)「アイラブーンだ」
(;'A`)「え…」
川 ゚ -゚)「アイラブーン」
(;'A`)「いや、上手いことと思ってるみたいですけど、そこまでじゃないですよ?」
川;゚ -゚)「なんだと…!?」
- 343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:48:01.31 ID:aMfis93D0
-
(;'A`)「…内藤のことが好き、ですか」
川 ゚ -゚)「ん? あぁ、好きだが」
(;'A`)「それはどれぐらい…?」
川 ゚ -゚)「比較対象がないから分からんな」
(;'A`)「あー、えっと、自分の一番好きなものと比べてってことで…」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)。oO( ( ^ω^)T ( ∵) )
+ ←はるか彼方
川 ゚ -゚)。oO( / 、. ) ガタンッ
( ^ω^)
川 ゚ -゚)「ミジンコ?」
(;'A`)「ミジンコ!!?」
- 346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:50:22.02 ID:aMfis93D0
-
(;'A`)(内藤すまねぇ……、お前の恋は……、終わった……)
(;'A`)「随分と辛辣っすね」
川 ゚ -゚)「そうか? かなり厳選したんだが」
(;'A`)(厳選…!! 厳選してミジンコ!!)
(;'A`)「ひ、比較対象のものって何ですか?」
川 ゚ -゚)「人形だ」
('A`)「へ?」
川 ゚ -゚)「昔から人付き合いは苦手でね」
川 ゚ -゚)「いつも人形とばかり遊んでいたんだ」
('A`)、「…へぇ」
('A`)「人形っすか」
川*゚ -゚)「うむ」
川*゚ -゚) 「そして最近ハマってるのが、これだ」
つ( ∵)
- 347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:51:39.95 ID:aMfis93D0
-
川*゚ -゚)「可愛いだろ?」
('A`)「…」
('A`)「…」
('∀`)「えぇ、可愛いですね」
・ω・`)(ドクオ、演技派だなぁ)
゚⊿゚)ξ(……)
- 348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 21:53:02.36 ID:aMfis93D0
-
川*゚ -゚)「それでな…、ここのギミックが…、こうで…」
('∀`)「凄いっすね」
川*゚ -゚)「ここをな…、こうすると…、羽が…」
('∀`)「凄いっすね」
川*゚ -゚)「隠しボタンの…、ここを押すと…、豹変を…」
('∀`)「凄いっすね」
('∀`;)(ショボンー、ツンー、まだなのかー!!)
・ω・`)(…入れないな)
゚⊿゚)ξ(…入れないわね)
- 355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:09:14.42 ID:aMfis93D0
-
…
……
………
「ねぇ!」
「あ、あんたの名前は?」
「ないとう、…ほら…?」
「わかんね」
「そうだ」
「ブーン! ブーンがいいわ!」
「だって、よくブーンって言ってるじゃない」
「ち、ちがうし」
「まえから声かけようなんて思ってないし」
- 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:10:53.09 ID:aMfis93D0
-
「ま、いいわ」
「わたし?」
「わたしはツン!」
「チョンじゃねぇよ、なぐるぞ」
「ほら」
「あくしゅだよ、あくしゃ」
「あ、手ふいてね」
「えへへ」
「またいっしょに、遊ぼうね」
「イヤそうな顔すんな」
- 357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:12:52.90 ID:aMfis93D0
-
……パチッ
[(*´ω`*)]「…」
随分と昔の夢を見た気がする
未だ熱っぽい身体を動かして、横を見ると
川*゚ -゚)「でな…、実は…、まだ2つも変身を残してて…」
(ヽ'∀`)「凄いっすね」
熱く人形について語る素直さんと、やつれた姿のドクオがそこにいた
- 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:15:09.21 ID:aMfis93D0
-
[(´ω` *)]「…」
[(^ω^ *)](よし、もう一回寝よう!)
そう決めて、再び布団に身を沈めると…
*(‘‘)*「にぃにぃ、ごはんだよー!!」
悪魔がやってきた
- 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:16:51.55 ID:aMfis93D0
-
*(‘‘)*「あれ、ツンちゃんにまゆげの人、ここで何やってるの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ん? あぁ、いや、ちょっとタオルを取りにね」
(´・ω・`)(眉毛の人…)
*(‘‘)*「ふ~ん」
*(‘‘)*「にぃにぃ、今日のごはんは、お赤飯のおかゆだよ~!」
[(^ω^;)]「せ、赤飯のお粥!?」
しまった
寝たふりをしなきゃいけなかったのに
ξ;-⊿-)ξ「おばさま…、確かにお粥だけど…」
(´・ω・`)「うん、どろっとしてて実に生々しいね」
- 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:18:32.24 ID:aMfis93D0
-
*(‘‘)*「あ、ドクちゃん、こんばんわー」
(ヽ'∀`)「おぉぅ、相変わらず可愛いね」
*(‘‘)*「やっだー、そんな本当のこと♪」
[(^ω^;)]「ドクオ、死にそうな顔で人ん家の妹口説くの止めてくれるかお?」
*(‘‘)*「んと…?」
川 ゚ -゚) 「どうも」
つ( ∵)ノシ
――*(‘‘)*―ヘ√v―
― そのとき、ヘリカルは確信した!! この女は危険だと!!
今のうちに排除しなければ、足元を掬われるのは自分だと!!
ヘリカルは確信したのだっ!!!( ナレーション:( ・∀・) ) ―
- 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:22:26.66 ID:aMfis93D0
-
*(‘‘)*「ふぅ…ん」
*(‘‘)*「まぁまぁ、いいおんなね」
川 ゚ -゚)「どうも」
*(‘‘)*「でも…」
[(^ω^ゞ*(‘‘)*「にぃにぃに、手を出すのだけは、やめてもらえるかしら?」
[(^ω^ゞ*(‘‘)*「これは、わたしの、お・と・こだから」
[(;^ω^)「ちょっ、待て!! お前何言ってんだ!!! バカ!!!」
*(‘‘)*「いやん、にぃにぃ、もっといつもみたいに、くちきたなくヘリカルをののしっていいよ」
[(;^ω^)「おま!? ざけんな!! あぁ、違うんです!!
この子、ちょっと脳がビックバンアタックしてて…」
(ヽ'∀`)「…」ユラリ
[(;^ω^)「ド、ドクオ?」
- 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:25:03.53 ID:aMfis93D0
-
(ヽ'∀`)「…内藤」
(ノA; )「もう、お前とは絶交だ!!! うわーんっ!!!」
[(;^ω^)「ちょっ、ドクオ!!?」
(´・ω・`)「…全く、めんどくさい奴だなぁ」
(´・ω・`)「そろそろボクらもお暇しようかな」
(´・ω・`)「ね、ツン、クーさん」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ…、うん」
川 ゚ -゚)「そうだな、随分と遅くなってしまった」
- 374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:26:33.35 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「それじゃあ、帰るよ」
(´・ω・`)「お大事にね、内藤」
[(;^ω^)「ちょっ!!!」
[(^ω^ゞ*(‘‘)*ノシ「バイバーイ♪」
結局、ボクは次の日も休んだ
- 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:28:14.45 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「それじゃあ、私はここで」
ξ ゚⊿゚)ξ「…じゃあ」
(´・ω・`)「また明日」
ξ ゚⊿゚)ξ「…じゃ、私の家すぐそこだから」
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
(´・ω・`)「…宣戦布告はしないの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「は!? なんでよ」
(´・ω・`)「なんで、ってこのままじゃ、内藤取られちゃうよ?」
(´・ω・`)「下手すりゃ妹さんに」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ、「別に、興味ないもの」
- 380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:29:59.10 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「本当に?」
ξ ゚⊿゚)ξ「くどい」
(´・ω・`)「じゃあ、ボクも狙っちゃおうかなぁ」
ξ;゚⊿゚)ξ「え゛」
(´・ω・`)「ははっ、冗談だよ冗談」
゚)ξ「…」
(´・ω・`)「…冗談だってば」
- 382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:31:44.43 ID:aMfis93D0
-
ξ -⊿-)ξ、「と、ともかく私は関係ないの!」
ξ ゚⊿゚)ξ「勝手に決め付けないんでくれる?」
(´・ω・`)「何を?」
ξ;゚⊿゚)ξ「…わ、私がブーンのこと、…好き、だって…」
(´・ω・`)「自信あるんだけどなぁ」
ξ;゚⊿゚)ξ「どっからその自信はくるのよ!」
(´・ω・`)「よく見てるからさ」
ξ ゚⊿゚)ξ「何をよ?」
(´・ω・`)「秘密」
ξ ゚⊿゚)ξ「ちょっと、言いなさいよ、気になるじゃない」
(´・ω・`)「そうだね、そのうち言うよ」
(´・ω・`)「じゃ、また明日ね」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…なんなのよ、もう」
- 388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:35:24.46 ID:aMfis93D0
-
翌々日
すっかり熱は冷め、清々しい気分で学校へと向かう
授業は終わり
いつもの場所、いつもの面子で
いつもの練習が始まる
ξ ゚⊿゚)ξ「こんなところに呼び出して何の用?」
( ^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「何? 用がないなら帰るわよ?」
(;^ω^)「…」
( ^ω^)、「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「好きです! ボクと付き合ってください!!」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ;゚⊿゚)ξ「…ぅ」
- 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:37:16.13 ID:aMfis93D0
-
('A`)「へぇ、上手くなったじゃねぇか」
ξ ゚⊿゚)ξ「…!」 ハッ
('A`)「なぁ、ショボン」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「うん、そうだね」
( ^ω^)「ツン、どうかしたお? 顔色が悪いお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「…っ」
ξ;-⊿-)ξ「どうもしないわよ! 顔が悪いのはあんたでしょ、失礼ね!」
( ;ω;)「おぅ…、またハートブレイクショットな一撃を…」
ξ;゚⊿゚)ξ「…ぁ」
- 391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:38:53.58 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「ははっ、相変わらずだね」
(´・ω・`)「内藤、それぐらいで傷ついてたら本番はもっとヘコむことになるかもしれないよ?」
( ;ω;)「ショボンまで!?」
( ;ω;)「オロローン、ボクの味方はドクオだけだお~」
(;'A`)「えぇい、寄るな!! 気持ち悪い!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ、「…」
(´・ω・`)「…」
- 394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:40:40.83 ID:aMfis93D0
-
なんだろう
なんだか違和感を感じる
結局、その日はそれを引き摺ったままの解散となり
なんともいえない感じになってしまった
(´・ω・`)「じゃ、ボクとドクオはここで」
('A`)「また明日なー」
( ^ω^)ノシ「バイブー」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…?」
- 398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:43:27.61 ID:aMfis93D0
-
やっぱり変だ
特にツン
いつもなら、パフェをがっつり食う彼女だが
今日はチーズケーキを半分ぐらい食べたところで、フォークが止まっていた
( ^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)(はっ!! ……もしかして?)
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
(^ω^ )「…ツン!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「は、はぃ!!?」
- 401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:45:14.66 ID:aMfis93D0
-
(^ω^ )「…」
ξ;゚⊿゚)ξ「…っ」
(^ω^ )「ダイエット、かお?」
ξ#-⊿-)ξつ)ω^)・∴
ツンは階級を上げたほうがいいと思う
これは2階級制覇を狙える
- 404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:48:18.83 ID:aMfis93D0
-
ξ#゚⊿゚)ξ「なに? 最近、太ったって言いたいわけ?」
(;^ω^)「ち、違うお!!」
(;^ω^)「何か今日、ツンの様子が変だから…」
(;^ω^)「パフェも食べてなかったし…」
(;^ω^)「階級を落とすのかなって…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…階級?」
( ^ω^)「いや、なんでもないです」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「そんなに変だった、私?」
( ^ω^)「いや、ドクオとかは気づいてなかったと思うお」
ξ ゚⊿゚)ξ「…そう」
( ^ω^)「でも、やっぱり変だお」
( ^ω^)「知ってるお~、こーゆーときのツンは何か隠し事をしてるんだお~」
ξ;゚⊿゚)ξ「んな!? べ、別にしてないわよ!!」
- 405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:50:29.62 ID:aMfis93D0
-
( ^ω^)「怪しいお~」
( ^ω^)「見える~見えるお~」
ξ;゚⊿゚)ξ「…何がよ」
( ^ω^)「今日のパンツは、水色と白のボーダーだお!」
ξ;//⊿/)ξ「!! なんでそれ知ってんのよ!!!」
( ^ω^)「さっき倒れたときに見たお」
( ^ω^)「ほら、ツンのことはなんでも分かるお?」
( ^ω^)「隠し事は良くないお、話すお」
ξ - )ξ「……ィ」
( ^ω^)「お? 聞こえないお」
ξ - )ξ「…この」
ξ#゚⊿゚)ξ「変態がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
内藤ホライゾン享年16歳
その日、ボクは輝くお星様になりました
- 408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:52:17.33 ID:aMfis93D0
-
+ キラッ
('A`)「お、流れ星……かな」
(´・ω・`)「随分と大きいけど」
('A`)「お祈りしとこう」
(´・ω・`)「ヒート先生が振り向いてくれますように、かい?」
('A`)「…」
('A`)「嫌な奴だね、ホント」
(´・ω・`)「まぁね、性格ひん曲がってるから」
('A`)「詐欺だよな」
(´・ω・`)「何が?」
('A`)「オレ悪い人、お前良い人って構図が」
(´・ω・`)「外面はいいからね」
('A`)「自分で言うなよ」
- 413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:55:53.53 ID:aMfis93D0
-
('A`)「…」
(´・ω・`)「…」
('A`)「お前は願掛けしなくていいのか?」
(´・ω・`)「何が?」
('A`)「とぼけんなよ」
(´・ω・`)「そうだね」
(´・ω・`)「ボクは臆病だから」
(´・ω・`)「願掛けなんかじゃ安心できないのさ」
('A`)「…」
('A`)「いくらデータを集めても、人の気持ちなんて分かりゃしねぇぞ」
(´・ω・`)「いいこと言うね、ドックン」
(´・ω・`)「ボクもそう思う」
('A`)「ドックン言うな」
- 417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:58:36.29 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「ボクはさ、そうしないと不安でしょうがないんだ」
(´・ω・`)「ボクは周りを囲って囲って囲って、相手を燻りだす」
(´・ω・`)「そういうスタンスだから」
('A`)「ふー…ん」
(´・ω・`)「期待外れだった?」
('A`)「別に…」
('A`)「オレは頭が悪いから、データ集めたり出来ないけどよ」
('A`)「あの人の気を引くためだったら何でもするぜ」
(´・ω・`)「…わざと授業中に居眠りしたり?」
(´・ω・`)「逆効果な気がするけどなぁ」
('A`)「うるせー」
('A`)「ある日、いつも居眠りしてるオレに対して言うんだ
『おい、ドクオ、お前は居残りだ!! 先生が……手取り足取り教えてあげるぞ♪』ってな」
(´・ω・`)「最後のほうは妄想入ってるよね、確実に」
('A`)「うるせー、つーの」
- 420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:00:39.92 ID:aMfis93D0
-
('A`)「…おぅ、家だ」
(´・ω・`)「何だかんだで結構話しちゃったね」
('A`)「…」
('A`)「なぁ、ショボン」
(´・ω・`)「ん?」
('A`)「やっぱさ、好きな女には好きって言ったほうがいいぞ」
(´・ω・`)「…」
('A`)「スタンスが云々とかじゃなくてさ」
('A`)「そっちのほうが、男らしいじゃん」
(´・ω・`)「…」
(´-ω-`)「はぁ…、まったくこの男は…」
(´・ω・`)「勝ち目のない戦いを挑んでどうなるっていうんだい」
(´・ω・`)「ボクはできる限り勝率を上げたいだけさ」
- 423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:04:36.96 ID:aMfis93D0
-
('A`)「勝率ね…」
('A`)「でも、それは“いい人”を演じるってことじゃねぇだろ?」
(´・ω・`)「…」
('A`)「かっこ悪くたって、意地汚くたっていいさ」
('A`)「好きなんだろ?」
(´・ω・`)「…」
('A`)「…」
(´-ω-`)「さぁ……、どうだろうね」
- 426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:08:39.14 ID:aMfis93D0
-
翌日、びっくりすることがあった
素直さんから手紙をもらったのだ
(; ゚ω゚)「…」
しかも、古風なことに下駄箱に投函されてた
内容は『クー キトク スグカエレ』
全くもって意味不明である
(;^ω^)「危篤って、病院とかなのかお?」
( ^ω^)「…まぁ、一応、教室に行ってみるかお」
( ^ω^)(ショボンからクラスは聞いてるんだけど、行くのは初めてだお…)
( ^ω^)「えっと…、ここかお」
( ^ω^)「失礼しますー」
- 429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:10:41.24 ID:aMfis93D0
-
( ´_ゝ`)「はいはい?」
( ^ω^)「あのぅ、ここに素直クールさんは?」
( ´_ゝ`)「っ!!」
男の顔が一瞬で強張る
ヤバイ、これはプロの目つきだ
( ´_ゝ`)「クー様に何の様だ?」
(;^ω^)「ひぃ…」
(;^ω^)(クー様?)
そういえば、ドクオが最初の方で…
>>('A゚)「聞いた話だと……、奴の周りには…親衛隊がいるらしい……」
あぁ、思い出した、あれだ
- 431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:12:48.98 ID:aMfis93D0
-
(;^ω^)「い、いや、何でもないですお-」
(;^ω^)「ほなさいなら」
( ´_ゝ`)つ「待て」
<; ^ω^)「いやぁぁぁぁ!!」
< ^ω^)「…」
( ´_ゝ`)「…?」
< ^ω^)「てか、弟者 (´<_` )? こんなところで何してるんだお?」
( ´_ゝ`)「…ん? なんだ、お前、弟者の知り合いか」
( ^ω^)「お? おぉ??」
( ´_ゝ`)「オレは兄者、あいつの双子の兄だ」
(;^ω^)「兄ちゃんなんていたのかお!?」
- 433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:17:05.32 ID:aMfis93D0
-
そんなわけで
( ´_ゝ`)「へぇ、なんだあんたが『ブーン』かい」
( ゚∋゚)「思ったよりも、小さいわね」
( ^Д^) 「こんな奴がクー様のお気に入り…」
(;^ω^)「は、はぁ…」
秘密倶楽部『クー様愛好会』に拉致られてしまったわけです
弟者の兄貴、筋骨隆々の男に、あと…
あれ、こいつどっかで見たことあるな
- 434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:18:39.98 ID:aMfis93D0
-
( ^ω^)「あ、あのぉ…」
( ´_ゝ`)「なんだい?」
( ^ω^)「素直、いや、クー様はボクのことをなんと…?」
( ゚∋゚)「いい友人、だそうよ」
( ^ω^)、「あ、はぁ」
やっぱ、そうっすよねー
(# ^Д^) 「んだてめぇ、不服なのかよ!?」
(;^ω^)「い、いえ、決してそういうわけじゃ」
( ゚∋゚)=つ )Д^)・∴
- 436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:20:50.88 ID:aMfis93D0
-
( ゚∋゚)「客人に失礼よ」
<す、すいませんでした…
(; ゚ω゚)「…」
今、壁をぶち抜いて廊下まで突き抜けましたよ?
(; ゚ω゚) ガクガクブルブル
( ´_ゝ`)「おい、クックルやりすぎだ。怯えてるじゃないか」
( ゚∋゚)「あら、ごめんなさい」
( ゚∋゚)「でも、クー様が認めた御仁でしょう?」
( ゚∋゚)「きっと腕も立つんでしょうね」
(; ゚ω゚)「え? あ、いや、ボクは…」
( ´,_ゝ`)「…ふっ」 ニヤリ
( ´_ゝ`)「そりゃそうさ、お前が束になっても敵わんぞ」
うぇぇぇっ!? 何言い出すのこの人!!?
- 441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:27:22.07 ID:aMfis93D0
-
(;^ω^)「あはっ、あはははははっ」
(;^ω^)「やだなぁ、なに言ってるんですか、2人ともw」
( ゚∋゚)
( ´_ゝ`)
( ^ω^)「うわぃ、目がマジだ」
死ぬな、そう諦めかけたそのとき
勢いよく扉が開いた
川 ゚ -゚)「…」
<きゃー、バトル展開よバトル展開!!
<能力ものかしら!? それとも現代バトル!?
<まさかの学園もの!? 鉄拳で殴られたいわぁ!!
そこに現れたのは、素直さんと、きゃいきゃい やかましい女達だった
- 442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:29:04.96 ID:aMfis93D0
-
(;´_ゝ`)「っ!? クー様!!」
(;゚∋゚)「…!?」
川 ゚ -゚)「女どもが騒いでいるから何かと思えば…」
川 ゚ -゚)「さて…」
川 ゚ -゚)「兄者、ブーンに何をするつもりだったのかな?」
(;´_ゝ`)「…」
(;´_ゝ`)「ナニをするwww なんちゃって」
川 ゚ -゚)つ´_ゝ`) ガシッ
+ <あすべるっ !!?
川 ゚ -゚)
⊂ 彡
さようなら兄者さん
- 445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:30:48.60 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「クックル…、お前は?」
(;゚∋゚)「…」
(;^∋^)「わたし、分かんなーい☆」
川 ゚ -゚)つ゚∋゚) ガシッ
++ < とるめきあっ!!?
川 ゚ -゚)
⊂ 彡
さようならクックルさん
2人とも綺麗なお星様になりました
- 446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:34:52.89 ID:aMfis93D0
-
川 ゚ -゚)「ブーン、大丈夫か」
(;^ω^)「おっおっ、助かりましたお」
<えぇ!? なになにどーゆーこと!?
<きぃぃ、そこのぷよまん! クー様から離れなさいよ!!
<クー様ぁ! そいつは一体どこのどいつなんですか!?
川 ゚ -゚)「ブーンか? ブーンは――…」
川 ゚ -゚)「私の大切な人だ」
( ^ω^)
ぷよまんとか言われたけど、そんなことはどうでも良かった
え、何これ
愛の告白? 告白しちゃう前に、されちゃったとか?
いやいやいやいや、かゆ…うま?
- 448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:37:23.98 ID:aMfis93D0
-
ガバッ
(;^ω^)「…っ」
( ^ω^)「おっ? おぉ!?」
川 ゚ -゚)「起きたか?」
(;^ω^)「……素直さん?」
目が覚めたのは、保健室
ベットに寝かされていた
川 ゚ -゚)「急に倒れたからびっくりしたぞ」
川 ゚ -゚)「もう一度聞くが、大丈夫か?」
(;^ω^)「…大丈夫ですおー」
頭がクラクラする
全然大丈夫じゃなかった
それもこれも、素直さんの科白のせいだ
- 452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:39:42.86 ID:aMfis93D0
-
( ^ω^)「あの、素直さん」
( ^ω^)「手紙なんですけど…」
( ^ω^)「『クー キトク スグカエレ』って…」
川 ゚ -゚)「あぁ、あれか? 『私が (ブーンの家に)着とくから すぐ帰れ』って意味なんだが」
川 ゚ -゚)「分かりづらかったかな」
(;^ω^)「分かりづらいというか、なんで電報形式なんですお?」
川 ゚ -゚)「味があるかなと、思って」
(;^ω^)「確かに味がある、うん、味はあるよ、味は」
川 ゚ -゚)「まぁ、いいさ」
川 ゚ -゚)「出掛ける前に騒ぎに気づいて良かった」
川 ゚ -゚)「入れ違いになるところだったな」
( ^ω^)、「…」
- 453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:42:10.76 ID:aMfis93D0
-
( ^ω^)(――はっ!?)
( ^ω^)(やけに静かだと思ったら、先生はいないのかお?)
(;^ω^)(って、ことは今、保健室に2人っきりなのかお!?)
(;^ω^)(…これは)
これは
(;^ω^)「…」
( ^ω^)「素直さん」
川 ゚ -゚)「ん、なんだ?」
――チャンスだ
- 455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:43:39.06 ID:aMfis93D0
-
なんのために今まで練習してきたのか
なんのために恥を忍んで友人に協力してもらったのか
( ^ω^)「…」
(;^ω^)(やべぇ)
(;^ω^)(声が出ねぇおwwww)
川 ゚ -゚)「…?」
(;^ω^)(頑張れ、頑張れ、ボク)
(;^ω^)(気合だ!! 気合だ!! 気合だー!!!)
(;^ω^)「……!!」
川 ゚ -゚)「大丈夫か、顔真っ赤だぞ?」
- 458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:45:23.72 ID:aMfis93D0
-
なんのために
それは
(;^ω^)「…素直さん」
(;^ω^)「…ボクは、今から、すごぉく大事な話をしますお」
川 ゚ -゚)「そうか、ならば心して聞こう」
( ^ω^)「スー…ハー…」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「素直さん!」
川 ゚ -゚)「だから、なんだつ-の」
( ^ω^)「ボクは、あなたが――!!」
このときのために
- 461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:47:50.36 ID:aMfis93D0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「ブーン、遅いわね」
('A`)「何やってんだろうなぁ」
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「なんだかさぁ…」
ξ ゚⊿゚)ξ「もうあの2人もいい感じだし」
ξ ゚⊿゚)ξ「この特訓必要ない気がするのよねー」
('A`)「…そうかねぇ」
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「そーよ」
(´・ω・`)「ツンは、それでいいのかい?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…何が?」
(´・ω・`)「内藤と素直さんが、くっ付いてもいいのかい?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
- 465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:49:44.03 ID:aMfis93D0
-
ξ -⊿-)ξ、「別に、私は関係ないし」
ξ ゚⊿゚)ξ「好きなもん同士くっ付くことに、何の不都合があるのよ」
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「言っとくけどね」
ξ ゚⊿゚)ξ「ブーンはただの幼馴染、何も思ってないから」
ξ ゚⊿゚)ξ「じゃなきゃ、こんな馬鹿げたこと付き合うわけないでしょ」
(´・ω・`)「本当に?」
ξ ゚⊿゚)ξ「本当よ」
(´・ω・`)「……そっか」
(´・ω・`)「なら、その言葉を信じるよ」
('A`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…?」
- 466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:51:27.43 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「内藤、来ないねぇ」
ξ ゚⊿゚)ξ「…そうね」
('A`)「…」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「ツン、お願いがあるんだけど、いいかな」
ξ ゚⊿゚)ξ「え? う、うん、別にいいけど」
(´・ω・`)「実は、ボクにも好きな人がいてね」
(´・ω・`)「その人に告白しようと思うんだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「うぇ!? そうなの!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「誰、ウチの子?」
(´・ω・`)「うん、ウチの子」
ξ ゚⊿゚)ξ「へぇ…」
(A` )「…」
- 469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:54:13.12 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「それでさ、ボクも内藤みたいに告白の練習をしたんだ」
ξ ゚⊿゚)ξ「え?」
(´・ω・`)「付き合ってくれないかな」
(´・ω・`)「後で、パフェおごるからさ」
ξ;゚⊿゚)ξ「…いいけど」
(´・ω・`)「ありがとう」
ξ ゚⊿゚)ξ、「ショボンは、そんなタイプじゃないと思ってたけど」
(´・ω・`)「人は見かけによらないんだよ」
- 474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ごめんね修正] 投稿日:2009/02/12(木) 23:56:17.81 ID:aMfis93D0
- (´・ω・`)「それでさ、ボクも内藤みたいに告白の練習をしたいんだ」
ξ ゚⊿゚)ξ「え?」
(´・ω・`)「付き合ってくれないかな」
(´・ω・`)「後で、パフェおごるからさ」
ξ;゚⊿゚)ξ「…いいけど」
(´・ω・`)「ありがとう」
ξ ゚⊿゚)ξ、「ショボンは、そんなタイプじゃないと思ってたけど」
(´・ω・`)「人は見かけによらないんだよ」
- 477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:57:33.81 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「…」
ξ;゚⊿゚)ξ(成り行きでこうなっちゃったけど…)
ξ;゚⊿゚)ξ(まぁ、ショボンがやりたいって言うならしょうがないか…)
ξ ゚⊿゚)ξ(あれ……、ドクオは?)
(´・ω・`)「…ツン」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、ごめんごめん」
ξ ゚ -゚)ξ、「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「こ、こんなところに呼び出して何の用?」
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…何? 用がないなら帰るわよ?」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「…」
(´-ω-`)「…」
- 478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:58:48.81 ID:aMfis93D0
-
(´・ω・`)「好きです。…ボクと、付き合ってください」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ;゚⊿゚)ξ(なんだかやけに真剣で……、ドキドキするなぁ)
(´・ω・`)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ、「…」
ξ ゚ー゚)ξ「いいわ…」
(´・ω・`)「返答は、ツン自身の言葉で頼むよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「…え?」
ξ ゚⊿゚)ξ「……どういう意味?」
- 482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:00:13.53 ID:GPr1/6/I0
-
(´・ω・`)「そのままの意味だよ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……え?」
(´・ω・`)「キミはいつも内藤を見てたから、気付かなかっただろうけど」
(´・ω・`)「ボクは、ずっとキミを見てた」
(´・ω・`)「好きだ、―――ツン」
- 486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:01:31.41 ID:GPr1/6/I0
-
言え
言え
言うんだ、ボク!!
( ^ω^)「ボクは、あなたが――!!」
( ^ω^)「好きです!! ボクと…、ボクと付き合ってください!!」
川 ゚ -゚)「…」
( ^ω^)「…」
川 ゚ -゚)「…」
- 492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:03:22.68 ID:GPr1/6/I0
-
( ^ω^)「あ、あの…、素直さん…?」
川;゚ -゚) ダラダラダラダラ
川;゚ -゚)つ^ω^;)「おぁ!?」 ガシッ
+ < ばるすっ!!?
川;゚ -゚)
⊂ 彡
川;゚ -゚)「…はっ!?」
川;゚ -゚)「あ、あれー…?」
ボクの初めての告白は、大空へと消えた
- 500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:06:10.63 ID:GPr1/6/I0
-
(;メ^ω^)「……おぉう」
(;メ^ω^)「まさか、ぶん投げられるとは…」
(;メ^ω^)「……予想外です」
投てき点からおおよそ300m
体育倉庫のマットレスの上で、ボクは覚醒した
よかった、マットの上で本当によかった
(;メ^ω^)「…」
(メメ ^ω^)「…ボクは」
(メメ ^ω^)「……フラれたのかお」
返事は聞けていないから、よく分からないけど
ぶん投げてOKなんて話は聞いたことがない
…やっぱりフラれたのかな
そう考えるとちょっと涙目になってきた
- 503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:07:46.35 ID:GPr1/6/I0
-
(メメ ;ω;)「…おっ」
(メメ ;ω;)「…」
ダメだ
泣きそう
(メメ ∩ω∩)「おおっ!!!」
(メメ ^ω^)「泣かないお、まだ断られたわけじゃないお」
(メメ ^ω^)「また素直さんに聞いてみるお」
よし、決めた
でも今日は無理、身体が痛い
顔を拭いて、痛む腰を引きずりながら体育倉庫を出た
( ^ω^)「…ん?」
そんなとき
視界の隅に、見慣れた後ろ姿が映った
- 504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:09:11.18 ID:GPr1/6/I0
-
( ^ω^)「……ツン?」
泣いてた
後ろ姿だけど、分かった
確かに、ツンは泣いていた
(;^ω^)「ちょっ、ツン!!」
ξ ⊿ )ξ「…っ!?」
(;^ω^)「おっ? 逃げるなお!!」
ξ ⊿ )ξ「…こっち来んな!!」
(;^ω^)「いや、そう言われましても…」
ξ ⊿ )ξ「あっち行け!!」
(;^ω^)「やだお!!」
ξ ⊿ )ξ「なんでよ!!」
(;^ω^)「ツンが、泣いてるからだお!!!」
ξ ⊿ )ξ「…――っ」
- 508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:10:23.36 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「つ、捕まえたお…」
ξ ⊿ )ξ「…」
(;^ω^)「ツン、一体どうしたんだお?」
ξ ⊿ )ξ「…」
(;^ω^)「…ツン?」
ξ ⊿ )ξ「…ッィ」
( ^ω^)「お?」
ξ#゚⊿゚)ξ「うっさいわね!! 気安く名前を呼ばないでよ!!」
(;^ω^)「お…、す、すいません」
泣いてたと思ったツンは怒ってた
しかも、ものすごく
- 513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:12:46.18 ID:GPr1/6/I0
-
ξ#゚⊿゚)ξ「大体、全部あんたが悪いのよ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「告白するのに友達に協力してもらおうだなんて、それでも男か!!」
(;^ω^)「おぉ…、一応男でごめんなさいだお…」
ξ#゚⊿゚)ξ「いつまでもウジウジしてさ、小さい頃からちっとも変わってない!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「でっかいガキよ!!」
(;´ω`)「……返す言葉もありません」
ξ#゚⊿゚)ξ「あんたが……」
ξ ⊿ )ξ「……あんたが全部悪いのよ…」
(;^ω^)「…ツン? どうしたお?」
(;^ω^)「お腹痛いのかお? 生理かお?」
(;^ω(メ)「ツン? 黙ってちゃ分かんないお…」
ξ ⊿ )ξ「…」
- 515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:14:07.60 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ⊿ )ξ「……ショボンから告白されたの」
ξ ⊿ )ξ「好きだって」
( ^ω^)
(;^ω^)「えええええええええ!!!?」
ξ ⊿ )ξ「…うるさいわね」
(;^ω^)「え、ちょっと…、そんな、ショボンが!? 」
(;^ω^)「なんで!?」
ξ ⊿ )ξ「知らないわよ、そんなの」
(;^ω^)「あ、え……、それで、ツ、ツンは?」
ξ ⊿ )ξ「断ったわよ」
(;^ω^)「ちょっ、なんで!?」
(;^ω^)「ショボンはすごい良い奴だお! ツンも知ってるお!?」
(;^ω^)「いや、そりゃあ、ちょっと変な性癖持ってたりするけど
そんなのチャラにするぐらい良い奴だお!」
(;^ω^)「何か嫌なことされたのかお!?」
- 519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:15:33.50 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ⊿ )ξ「そんなことあるわけないでしょ」
(;^ω^)「じゃあ、どうして、断ったんだお!?」
ξ ⊿ )ξ「……どうしてって」
ξ#゚⊿゚)ξ「あんたが好きだからに決まってんでしょ!!!」
( ^ω^)
( ^ω^)「…は?」
- 527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:17:34.00 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「…はっ!?」
(;^ω^)「えっとツンさん、……何かな……ドッキリ?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、いや…」
ξ;゚⊿゚)ξ「嘘! 嘘、嘘、嘘!! 今のなし!!!」
(;^ω^)「いや、なしって言われても…」
ξ;゚⊿゚)ξノシ「わー!! 忘れろー!!! 忘れろー!!!」
- 533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:18:52.21 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「…ボクのことが、……好き?」
ξ;//⊿/)ξ「……っ!!」
ξ;//⊿/)ξ「う、うるさぁぁぁぁぁい!!!」
「がはぁっ!!!?」
結局のところ
告白しても、告白されても
ボクは空の旅に出かけることになるみたいだ
- 537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:20:49.50 ID:GPr1/6/I0
-
('A`)「よっ」
( メ)ω・`)「やぁ」
('A`)「…うわぁ、ひでぇな」
( メ)ω・`)「うん、すごく痛い」
('A`)「んで、結果は?」
( メ)ω・`)「…見ての通りさ」
('A`)「…はっw」
('A`)「情けねぇな」
( メ)ω・`)「そだね」
('A`)「…」
('A`)「…なんで告白することにしたんだ?」
( メ)ω・`)「酷いなぁ、ドクオがやれって言ったんじゃないか」
('A`)「そうだけどよ」
- 545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:23:56.39 ID:GPr1/6/I0
-
( メ)ω・`)「…」
( メ)ω・`)「なんでだろうね」
( メ)ω・`)「自分でもよく分からないや」
( メ)ω・`)「…まぁ、得てしてそういうもんじゃないのかな」
('A`)「…」
('A`)「かもな」
( メ)ω・`)「…データ、役に立たなかったなぁ」
('A`)「オレに譲ってくれれば、有効活用してやるぜ?」
( メ)ω・`)「200万」
(;'A`)「高すぎだろ!?」
- 547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:25:50.36 ID:GPr1/6/I0
-
自室の机に向かい、頭を抱え込む
ボクは、悩んでいた
いや、悩むというのも変な話だと思う
ボクは素直さんが好き
告白までした、それだけは間違いない
(;^ω^)「う~…ん」
ただし、その正式な返事は受けていない
そして、ボクもツンに返事はしていなかった
(;^ω^)「…」
(;^ω^)「こんなこと日記に書けないお…」
- 550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:27:33.84 ID:GPr1/6/I0
-
色々な考えが頭の中をぐるぐると駆け巡る
素直さんに断れたら…
ツンの申し出を受けたら…
その中に、狡賢い考えも浮かんでくる
(;^ω^)「ダメだお、そんなこと…」
(;^ω^)「そんなの最低だお……」
(;^ω^)「…」
でも
別に、今すぐ返事をしなくてもいいかな…
( ^ω^)「…」
素直さんの返事を聞いたあとにでも…
- 555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:30:03.87 ID:GPr1/6/I0
-
バタン!!
*(‘‘)*ノ「にぃにぃ、あそぼ!!」
(;^ω^) ビクッ!!
(;^ω^)「ヘリカル…、にぃにぃは忙しいから自分の部屋で」
=*(ノ‘‘)*ノ「どすこいきっさ!!」
*(‘‘)*)ω^)・∴「じゅでーむっ!?」
ヘリカルのバンザイアタックが決まり
ボクは本棚へ頭から突っ込んだ
(;^ω^)「おま……、下手すりゃ死んでたお?」
*(‘‘)*「んもぅ、にぃにぃったらソーローなんだから」
( ^ω^)「うん、それ使い方違うから」
- 559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:31:31.14 ID:GPr1/6/I0
-
パサッ
( ^ω^)「…うん?」
衝撃のせいか本棚から、一冊の古びたノートが落ちてきた
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「…これは」
( ^ω^)「……昔の日記かお」
*(‘‘)*「きちゃない字~」
(;^ω^)「うるさいお!!」
( ^ω^)「日付は、ちょうど7年前……小学生の頃かお」
- 561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:32:55.62 ID:GPr1/6/I0
-
…
……
………
「はい、これ」
「何って、日記よ、日記」
「日記しらないの?」
「…」
「…いい?」
「これに、その日にあったことを書くのよ。分かる?」
「なんで…って」
「…なんでだろ?」
「うっさい笑うな」
- 563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:34:35.83 ID:GPr1/6/I0
-
「あれよ、きっとあとで読むのよ」
「ふーん、こんなことがあったんだー」
「へー、なつかしなー……って、なにニヤニヤしてんのよ」
「だから、はい」
「あした、書いて持ってきなさいよ」
「これはこうかん日記っていって、書いたあとこうかんするのよ」
「だれと、って…」
「わたしよ!! わたし!! こ・の・まんじゅう顔が~!!!!」
- 564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:36:04.89 ID:GPr1/6/I0
-
( ^ω^)「…」
*(‘‘)*「にぃにぃ、なに笑ってるの?」
( ^ω^)「いや、ちょっと昔を思い出してただけだお」
( ^ω^)(…そうだったお)
( ^ω^)(元々はツンとの交換日記として始めたんだお)
( ^ω^)(ボクの字も汚かったけど、ツンも相当なものだったお)
( ^ω^)(最初交換したとき、ノートが開かないと思ったら糊付けされていたこともあったお)
( ^ω^)(見せたくないなら、交換しなきゃいいのに…)
( ^ω^)(ツンは口下手だけど…)
( ^ω^)(日記の中では割と素直で……)
( ^ω^)「…」
- 572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:38:16.59 ID:GPr1/6/I0
-
( ^ω^)(いつだったけな、交換しなくなったのは…)
( ^ω^)(中学に上がった頃だったかお)
( ^ω^)(なんだかお互いに気恥ずかしくなって、止めたんだお…)
( ^ω^)(……)
( ^ω^)(あの頃はツンのこと、気になってたかもしれないお…)
( ^ω^)(……)
じゃあ、今は?
( ^ω^)「…」
*(‘‘)*「にぃにぃ?」
( ^ω^)「ちょっと、出かけるお」
*(‘‘)*「どこに?」
( ^ω^)「ツンのところ」
- 574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:40:06.06 ID:GPr1/6/I0
-
その日の空は、とても澄んでいて
満月が柔らかく辺りを照らしていた
( ^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…こんなところに呼び出して何の用?」
(;^ω^)「お…」
(;^ω^)「…」
息が詰まるのが分かった
澄んだ空気が逆に辛かった
だけど
しっかりと応えなければならないと思った
- 577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:41:56.04 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「…ツ、ツン」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
(;^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…なに?」
(;^ω^)「…あ」
頑張れ、気合だ、気合があれば何でもできる!
たぶん
(;^ω^)「ツン、その…!!」
(;^ω^)「ツンとは昔からいつも一緒で…」
(;^ω^)「バカやって、怒られて、それでも、一緒にいて…」
(;^ω^)「でも、あの……だから……」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「バッカじゃないの?」
あれ?
- 580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:43:10.71 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「おぉ?」
ξ ゚⊿゚)ξ「セリフ、間違えてんじゃないわよ」
ξ ゚⊿゚)ξ「『好きです。付き合ってください』でしょ?」
(;^ω^)「……あ、あぁ」
ξ ゚⊿゚)ξ「そんなんじゃ、素直さんに告白できないわよ?」
(;^ω^)「…っ」
( ^ω^)「……告白は、した、お」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…結果は?」
( ^ω^)「…ぶっ飛ばされたお」
ξ ゚⊿゚)ξ「……ふられたの?」
(;^ω^)「…よく分かんないお」
ξ -⊿-)ξ「…そう」
- 582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:44:25.42 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「ねぇ、ブーン」
( ^ω^)「お?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…告白の練習、付き合ってよ」
(;^ω^)「…え、だってもう」
ξ -⊿-)ξ「違うわよ、あんたじゃなくて…」
ξ ゚⊿゚)ξ「私の」
- 583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:45:59.04 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
夜の公園
そこにいるのは、ボクとツン
月の光を背にして立つ彼女の表情は分からない
(;^ω^)「…こ、こんなところに呼び出して何の用だお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
どうしてこんなことになったのか
自分でもよく分からない
(;^ω^)「な、何だお? よよよ用がないなら…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
(;^ω^)「ないなら…」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
- 586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:47:38.67 ID:GPr1/6/I0
-
上手く言葉を紡げない
怖かった
彼女を言葉を聞くのが
気持ちが揺れてしまいそうで、とっても怖かった
(;^ω^)「ない、なら…」
ξ - -)ξ「…」
ξ ゚ー゚)ξ「好きよ、ブーン」
そんなボクの心情を知ってか知らずか
ツンの声はとっても優しくて
少しだけ涙が出そうになった
ボクが
ボクがすべきことは――…
- 589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:48:59.08 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「…」
( ^ω^)、「…」
( ^ω^)「ごめんだお」
告白の―――…返事だ
ξ - -)ξ「…」
- 594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:52:03.88 ID:GPr1/6/I0
-
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「…」
(;^ω^)「…」
(;^ω^)「…」
(;^ω^)「…あの、ツン」
ξ -⊿-)ξ「上ぉ出来じゃない」
(;^ω^)「…お」
ξ -⊿-)ξ「まだ返事もらってないんでしょ?」
ξ -⊿-)ξ「今のあんたなら、きっと良い返事もらえるわよ」
( ^ω^)、「…あ、ありがとうだお」
- 599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:54:14.11 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ゚⊿゚)ξノシ「ほりゃ、帰るぞ」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「…ツン、ボクは」
ξ ゚⊿゚)ξ「…」
( ^ω^)「ボクは、ツンのこと――…」
ξ -⊿-)ξ「パフェ」
( ^ω^)「は?」
- 601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:55:34.96 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「パフェよ、パフェ、ロマのパフェ」
ξ ゚⊿゚)ξ「おごりな、向こう一週間」
(;^ω^)「ちょっ!? なんでだお」
ξ ゚⊿゚)ξ「なんでも」
(;^ω^)「り、理不尽だお!?」
ξ - -)ξ「……世の中、大体そんなもんよ」
(;^ω^)「…うぇぇぇ!?」
泣き言を言いながら、家路に着く
2人で歩くその道は
満月の光に照らされて、とても綺麗だった
- 602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:56:54.17 ID:GPr1/6/I0
-
運命の日
寝起きは最悪だった
(;´ω`)(…結局、あのあと一睡もできなかったお)
はやる気持ちを抑え、きちんと身支度をして学校に向かう
教室で待っているのは、いつもの面子
('A`)
ξ =⊿=)ξ
(□)ω・`)
(;´ω`)「うわっ!!!?」
(;´ω`)「み、みんな、どうしたお…?」
- 604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:58:05.88 ID:GPr1/6/I0
-
('A`)「お前も、大分やべぇぞ」
(;^ω^)「…むっ、気合を入れればなんとか」
(;^ω^)「唯一無事そうなのはドクオだけかお」
('A`)「まぁな」
('A`)「ツンは寝不足、ショボンは熊にベアナックル食らったらしい」
('A∋― = ドスッ
('A゚)「あぎゃあああああ!?」
(;^ω^)「どこからともなく、フォークが!?」
ξ ゚⊿゚)ξ「物騒な世の中よね」
(;^ω^)「…」
- 606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 00:59:20.57 ID:GPr1/6/I0
-
ξ -⊿-)ξ「…はぁ、眠ぅ」
( ^ω^)「…」
ξ ゚⊿-)ξ「…」
ξ -⊿-)ξ「気合入れていきないよ」
(* ^ω^)「…おっ!」
ξ ゚⊿゚)ξ「さて、私は寝ようかな…」
(□)ω・`)「あ、ボクも」
ξ ゚⊿゚)ξ「変なことしたら、ぶっ殺すからね」
(□)ω・`)「死なない程度に気をつけるよ」
( ^ω^)「…」
- 607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:00:37.23 ID:GPr1/6/I0
-
ツンも、ショボンも、('A゚)も
普段通り
でも、ちょっとだけ変わった気がする
( ^ω^)(みんな、ずっとこのままで、ってわけにはいかないお)
ボクもそうだ
顔を叩いて、気合を入れると
ボクは素直さんの教室へと向かった
( ^ω^)(教室へと来たのは、いいけどまた絡まれたりしたら厄介だお…)
( ^ω^)(でも、もう授業始まっちゃうし…)
( ^ω^)(えぇい、突入だお!!)
- 611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:02:10.45 ID:GPr1/6/I0
-
ガラッ
( ^ω^)「たのもー!!!」
( ^ω^)「…」
移動教室だった
(;^ω^)「誰もいないとか…、どんだけ空回りなんだお……」
(;^ω^)「はぁ、出直すかお…」
- 614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:03:38.32 ID:GPr1/6/I0
-
川 ゚ -゚)「おや」
(;^ω^)「へひっ!?」
(;^ω^)「す、素直さん!!?」
この人は、本当に心臓に悪い
川 ゚ -゚)「ブーンか」
川 ゚ -゚)「ここにいるということは、私に用と考えていいかな?」
(;^ω^)「そ、そうですお」
- 617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:05:01.62 ID:GPr1/6/I0
-
(;^ω^)「…」
( ^ω^)「…昨日の返事、聞きにきましたお」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「……?」
…この人、忘れてないですか?
( ;ω;)「…あ、あの、ボク……、昨日、あなたに、告白を…」
泣きたく…
てか、泣けてきた
- 623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:07:39.96 ID:GPr1/6/I0
-
川 ゚ -゚)「あ、あぁー」
川 ゚ -゚)「思い出した」
川 ゚ -゚)「その節はすまんかった」
( ;ω;)「すまんって、ダメってことですかお」
川;゚ -゚)「あ、いや、そういうわけじゃないんだが…」
川 ゚ -゚)、「なんせ、ああいう経験は初めてでな…
取り乱してしまった、すまんな」
( ^ω⊂)「…グスッ」
( ^ω^)「あ、いえ、…慣れてますから」
川 ゚ー゚)「そうか、良かった」
(;^ω^)「それで、あの……返事をまだ聞いてないんですが……」
- 627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:09:03.51 ID:GPr1/6/I0
-
川 ゚ -゚)「ん、あぁ、そうだな」
川 ゚ -゚)「…コホン」
川 ゚ -゚)「昨日、色々調べてみた」
川 ゚ -゚)「なんせ、告白なんてされるのは初めてだったからな」
(;^ω^)「そ、そうなんですかお?」
川 ゚ -゚)、「そういうことには、とんと縁がなくてね」
川 ゚ -゚)「好きな者同士が、一緒にいること」
川 ゚ -゚)「それが恋人というものだろう?」
(;^ω^)「おおよそ、それで間違ってないと思いますお」
川 ゚ -゚)「なるほど」
川 ゚ -゚)「つまり、私はブーンが好きなのだから、恋人といって差し支えはないのかな?」
( ^ω^)
- 635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:10:42.86 ID:GPr1/6/I0
-
( ^ω^)「…もう一回ゆっくりと言ってもらっていいですかお?」
ボクは慎重派だった
川 ゚ -゚)「スローか? 難しい注文だな」
川 ゚ -゚)「つ~ま~り~…」
(;^ω^)「普通のテンポでいいですお!」
川 ゚ -゚)「そうか?」
川 ゚ -゚)「私とブーンは、恋人といって差し支えない」
川 ゚ -゚)「そう言ったんだが」
( ^ω^)「…」
川 ゚ -゚)「…?」
(;^ω^)「ママママママジっすかお!!?」
川 ゚ -゚)「マママママママジだ」
- 641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:13:29.99 ID:GPr1/6/I0
-
どこからともなく光が差し込んでくる
暖かい
春だ、冬だけど人生の春だ
川 ゚ -゚)「だけどな」
しかし、そこには
そんな幻想を打ち砕く、痛烈な彼女の一撃が待っていた
- 714 名前: ◆SEOMSVVqUg [] 投稿日:2009/02/13(金) 01:40:52.73 ID:GPr1/6/I0
- 終わったぞー
はいもうバレバレですね
ミスター誤字です
こんばんは
リアル体験ではありません
ハチクロを読んでたら、なんだか無性に片思いの恋愛物を書きたくなったので
勢いだけで書きあげました
無駄に長いのはご愛嬌
誰とくっついたかは、オレの一番好きなAAとくっつきました
作品の中の扱いで判断してください
質問等なければ、ここで失礼します
支援等ありがとうございました
■関連作品:「川 ゚ -゚)エスパークーのようです」
- 644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:14:49.69 ID:0ZsD+8R4O
- そんなああああああああああああああああああああ
- 645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:14:56.54 ID:GPr1/6/I0
-
川 ゚ -゚) 「私には、ビコーズという恋人がいるんだ」
つ( ∵)
川 ゚ -゚) 「二股はできない、ごめんなさい」
つ( ∵)
( ω ) ゚ ゚
春は終わって、氷河期がきた
短い
あまりも短い春だった
- 650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:15:53.42 ID:B54uleub0
- >>645
ナイトおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11111111111111111111
- 649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:15:50.71 ID:VGX02yQQO
- 人wwwww形wwwwww
- 651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 01:16:13.69 ID:LhZicxiOO
- \(^o^)/
- 654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:16:37.69 ID:x5BIGj340
- ブーンwwwwwwwwwwwwwwww
ざwwwwwwwwwwwwまwwwwwwwwwwwwwwwあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:16:42.55 ID:GPr1/6/I0
-
( ω )「お…」
( ω )「そ、そうですかお…」
( ω )「…あははは」
( ω )「そりゃそうですよね」
( ω )「二股なんていけないですお~…」
フラフラと扉の方へ歩いていく
川 ゚ -゚)「ん…?」
川 ゚ -゚)「おい、そっちは窓…」
素直さんの声は聞こえなかった
もう何も聞こえなかた
ボクは人生そのもののように、窓から墜落した
- 659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:18:30.50 ID:GPr1/6/I0
-
ξ -⊿-)ξ「…ほんっとに」
ξ ゚⊿゚)ξ「バカね」
(´・ω・`)「バカだね」
('A`)「バカだな」
(´・ω・`)「いくらなんでも、ドクオに言われたくはないよね」
(#'A`)「うるせぇよ!!」
(;^ω^)「全く、面目ないですお…」
VIP総合病院の一角
ボクは足を骨折して、そこに入院することになった
まぁ、骨折だけですんだのが、不幸中の幸いである
- 664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:19:59.25 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「しかし、まぁ…」
ξ ゚⊿゚)ξ「断られたとはいえ、自殺を図ろうだなんて…」
ξ ゚⊿゚)ξ「どんだけ、メンタル弱いのよ、あんた」
(´・ω・`)「ツンは、人のこと言えないよね」
ξ ゚⊿゚)ξ「あらぁ、ショボンくん、最近随分絡んでくるじゃなぁい」
ξ ^⊿^)ξ「死にたいのかな?」
(´・ω・`)「死にたくはないね、とりあえず」
('A`)「…お前変わったな」
(´・ω・`)「吹っ切れましたから」
(;^ω^)「ボクを無視して話を進めないでくれお!」
- 668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:21:19.01 ID:GPr1/6/I0
-
(´・ω・`)「ん、あぁ、そうそう」
(´・ω・`)「今日は特別ゲストが来てるんだ」
( ^ω^)「へ? …ゲスト?」
(´・ω・`)「どーぞー」
川 ゚ -゚)「どうもー」
(;^ω^)「ぶ―――――っ!!!」
川 ゚ -゚)「人の顔を見て吹き出すとは、失礼だな」
(;^ω^)「い、いや、そういうわけじゃないんですお!」
(;^ω^)「てか、なんで素直さんがここに!?」
川 ゚ -゚)「見舞いに来ちゃいけなかったか?」
(;^ω^)「あ、いえ!! そんなことないですお!!」
- 671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:22:38.73 ID:GPr1/6/I0
-
ξ ゚⊿゚)ξ「なに、テンパってんのよ」
(;^ω^)「だ、だって…」
('A`)「あ、椅子っす」
川 ゚ -゚)「どうも」
川 ゚ -゚)「あ、そうだ、ドドリアくん、今度はビコーズのフォルムチェンジが発表されたんだ」
(;'A`)「いや、もう勘弁してください
てかドドリアって誰ですか、ドしか合ってないっすよ?」
(;^ω^)「…」
(´・ω・`)「どうだい、ボクの粋な計らい」
(;^ω^)「これって粋なのかお」
ξ ゚⊿゚)ξ「ま、ウジウジするのをなくすのには、ちょうどいいんじゃない」
(;^ω^)「随分と荒療治だお…」
- 672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:23:57.50 ID:GPr1/6/I0
-
「ほら、このストリップフォームっていうのが凄いんだ」
「いや、だから勘弁してください」
「ブーン、早くパフェおごりなさいよ」
「太るよ?」
「殺すわよ」
「てか、ボク歩けないお」
「そういえば、ドクオ、ヒート先生にふられたんだって?」
「ちょっ!!? なんで知ってんだよ、お前!?」
「ボクの情報力は、学校一だよ?」
「パワーアップしてるお…」
- 675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:25:11.87 ID:GPr1/6/I0
-
「そうか、それなら、チョモランマくんを慰める会を開かないといけないな」
「なんだよ、それ!? てか、誰だよそれ!!?」
「じゃ、みんなでファミレス行きましょ」
「いや、だからボク歩けないって行ったお!!?」
「賛成-」
「そこ!! 賛成するなお!!!」
- 680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:27:00.54 ID:GPr1/6/I0
-
こうして
ボクの一世一代の告白は幕を閉じた
最終的には、皆との関係はほとんど変わっていないんだけど
それでも、告白して良かったと思う
後悔は……少しだけしてるけど
良かったんだと言い聞かせることにする
○月x日
- 681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:28:21.37 ID:GPr1/6/I0
-
………
……
…
( ^ω^)「…お」
( ^ω^)「昔の日記なんて読むもんじゃないお…」
(;^ω^)「恥ずかしくて、顔から火が出そうだったお」
( ^ω^)「一世一代かの告白、かお」
( ^ω^)「まぁ、確かにあれは一生物だったかしれんね」
(*‘ω‘ *)「パパ? なによんでるっぽ?」
( ^ω^)「お? 日記だお、にっき」
(*‘ω‘ *)「にっき?」
( ^ω^)「そうだお」
( ^ω^)「昔のパパが書いたものだお」
- 685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:29:42.06 ID:GPr1/6/I0
-
(*‘ω‘ *)「むかしのパパ?」
( ^ω^)「だお」
(*‘ω‘ *)「んー…」
(*‘ω‘ *)「むかしのパパはかっこよかったの?」
(;^ω^)「今がカッコ悪いみたいに言わないで、欲しいお」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「カッコ良かったお、今もだけど」
(*‘ω‘ *)「へー…」
(;^ω^)「なんという醒めた反応」
( ^ω^)「これでも、パパはモテモテだったんだお?」
- 688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:31:07.71 ID:GPr1/6/I0
-
(*‘ω‘ *)「ビロードくんや、ワカッテマスくんよりも?」
( ^ω^)「うん、誰かなその野郎どもは?」
( ^ω^)「あとで、パパにそいつらの住所教えてくれお」
(*‘ω‘ *)「やー」
(;^ω^)「愛娘に手を出す不当な輩め…!! この手でギッタンギッタンにしてやるお」
(*‘ω‘ *)「それで、ほんとうにかっこよかったの?」
(;^ω^)「華麗にスルーされたお」
( ^ω^)「本当だお」
(*‘ω‘ *)「ほんとうのほんとう?」
( ^ω^)「本当の本当だお」
- 693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:34:13.82 ID:GPr1/6/I0
-
(*‘ω‘ *)「ふぅ…ん」
(*‘ω‘ *)「ママにきいてこようーっと」
(;^ω^)「タンマ、それだけはやめて!!!」
バタバタと愛娘を追いかけるボク
こういった日常もまた、日記の1ページとなる
この日記は、もう何冊目になるだろう
糊付けされたボロボロのノートは、今でもボクの一番の宝物だ
( ^ω^)ブーンが告白するようです おしまい
- 702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:36:27.42 ID:K/HQ153Q0
- 本当に乙
おもしろかったよ
- 708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:39:10.77 ID:lNAzLlHp0
- 個人的にはツンと結婚してほしい 乙
- 709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:39:21.53 ID:x5BIGj340
- ブーンの嫁
クー:ベストエンド(?)
ツン:グッドエンド(?)
ヘリカル:バッドエンド
- 713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:40:44.22 ID:hzCbKhm8O
- >>709
トゥルーエンド
クックル・ショボン
- 727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:47:56.87 ID:9tRgsC6KO
- 激しく乙
また書いてくれ!
- 752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 08:25:49.25 ID:4RVksHM1O
- 乙
過去最高のツンだと思いました
- 761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:11:39.79 ID:LxqIcZ4jO
- ( ^ω^)+(*‘‘ *)=(*‘ω‘ *)
- 763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 12:18:21.05 ID:wELztMgf0
- >>761
ですよねー^^
- 710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 01:39:26.03 ID:8iwFxvY6O
- 糊付けノートはツンとの証
▼オススメ一覧▼
⇒( ^ω^)たった最後の一言のようです
⇒ξ゚⊿゚)ξは愛されガールなようです
⇒ξ゚⊿゚)ξふわモテ恋愛黙示録ツンのようです
⇒ξ゚⊿゚)ξが引っ越してきたようです
⇒( ^ω^)ブーンはドクオの結婚式を盛り上げたいようです
⇒从 ゚∀从俺とクソジジイ/ ,' 3 のようです
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けど作者の後書きが物語の中に混じりこんでるのはまとめた際の演出…?
普通にレス番通りに並べてほしかったな